せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

朝の野原(縄文貝塚)

2010-08-27 | 日記
朝露にぬれた野原を分け進む。朝6時といってももうかなり陽は昇っているし少し歩いただけで汗をかく。昨日の夜も遅くまである会合の司会をしていたので疲労感があるけど、朝のすがすがしさと打ち消しあって心地よく感じる。


ツルボ


雑木林の下で朝日を浴びてランプのように明るく輝いているユリ科ツルボ。もうあちこちに咲き始めた。花は下から上へ咲いていく。
 
花被片6、雄しべ6。淡いピンクがとても優しい。高さは10-30cmくらい。


コバノカモメヅル


野原の中のあちこちにガガイモの葉より細長い感じのつる性植物で暗紫色のプロペラ状の花をつけたガガイモ科コバノカモメヅルが見られた。

つるは右肩上がりにのぼっていく。


ワレモコウ


春先からこの葉を見てアキニレの葉に似ているなあと思っていた。今暗紅色の花を咲かせ始めた。でも花には見えない。バラ科ワレモコウだった。
花序は暗紅色で、上部から咲き始める。花弁はなく、萼片は4枚で暗紅色、雄しべは4本。
 
中国では地(じ)楡(ゆ)というらしい。楡はニレのことだからワエレモコウの小葉がアキニレの葉に似ていると昔の中国人も思ったのだろう。左はワレモコウの葉。右はアキニレの葉。



キツネノマゴ


あちこちで見られる小さな花がとてもかわいい。はじめは唇形花なのでゴマノハグサ科かなと思ったが、キツネノマゴ科キツネノマゴ。茎の先端から穂状花序を出す。
 
花序には花が密につき、それぞれの花は基部に苞がある。たいてい花序の真ん中くらいに花が咲いているけど、一体どこから花は咲き始めるのだろう。どうも花が咲き進むと花序が上に伸びていくようだなあ。



シュレーゲルアオガエル


草むらのなかで緑のカエルと目が合った。アマガエルとは少し違う感じ。調べるとシュレーゲルアオガエルのようだ。

眼の後ろが黒くならないことでアマガエルと見分けられる。