ときぶーの時間

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石松との牛追い。

2013-06-29 04:30:40 | 日記
NO402
昨日、富岡の松ちゃんと会ってきたがそれはまた書くとして、今日は柵から出た牛たちを追う松ちゃんと石松君の事を書きます。

柵から牛が出たと聞くといつも心配でしょうがない僕なのだが、松ちゃんは何もない平気な顔をして彼らを迎えに行く。たまたま僕も一緒に軽トラックに乗り合わせて探しに行った。


「子牛はそう遠くに行かんねえんだ。」と言った彼は、トラックから下りて牛がいそうな所を歩きだした。

彼がすぐに子牛を見つけたのは間違いなかったのだが、まだ子供の石松が柵と反対の方向に牛を追い出したから、吠えられた子牛はびっくりして反対方向に逃げてしまった。


ダメ男君の石松。まだ2歳にならない子供だから無理もないんだけど。

牛追いに行く前、松ちゃんにあれほど「石!今から仕事だぞ!ちゃんと仕事しろよ!」と言われていたのに、石松にはがっかりした僕だった。(笑)

まだ頼りない石松をよそに松ちゃんは、石松に吠えられて反対方向に逃げ出した子牛を肉眼で探す。この時に僕も彼と同じ方向を見て子牛を発見。

30mは離れていたと思うが、子牛は大きな木の下に黒い背中を見せていた。松ちゃん、あそこにいるよと声を掛けたら子牛が松ちゃんの姿を見て土手を走って下り、目の前の土手を駆け上って彼の前にピタッと止まった。


これがその時の写真。驚いたぁ~。ほんとびっくりした。松ちゃんが迎えに来てくれた事を分かってるんだなぁ。この時僕は、子牛と言えども走って向かって来たからビビりまくりで本当に情けないと思った。

この時松ちゃんが「おまえ、また石松に吠えられるぞ!いいな!帰るぞ!」と子牛に言い聞かせたのだが、これも分かっているみたいだ。じっと立って聞いている子牛の姿に、これが松ちゃんと牛たちの信頼感?って???

歩き出した松ちゃんの後を少しだけ名残り惜しそうに走って来た道を振り返ったが、すぐに彼を追って歩き出した子牛の姿にはまたびっくりした。


その時の写真。松ちゃんは凄い!が僕の感想。

この時、無事に2頭の子牛を保護して次に体の大きな牛を探しに行く松ちゃんであったが、石松君はバテバテでとても次の牛追いは使えそうになかった。


柵の前の水たまりの水をガブガブ飲んで、お腹いっぱいになったら松ちゃんに何を言われても動かない石松に笑っちゃった。こりゃぁダメだって素人の僕が思ったのだから。。。


松ちゃんは石松に家に帰れ!と指示し、このあと一人で向かった。僕も一緒に探しに行きたかったが、帰らねばならなかったので仕方がなかった。

横浜に帰ってから松ちゃんに電話をしたら「無事に保護して柵に入れた。」と聞いて安心したけど、知り合いのボランティアさんに「石松君は、まだ子供だけど大人になったらいい犬になるよ!」と言われたことを信じ期待する僕だった。

明日は午後に更新します。用事があってこちらにいないもので、宜しくお願いします。















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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-06-30 02:03:37
大切に世話してくれてることが伝わってるんだなあ。お父さんと子供って感じ
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気持ち (ヤブキレン)
2013-07-01 06:53:14
食べる為に飼育している訳ではない気持ちが牛たちに伝わっていると思う。

食用牛飼いたちは、出荷する時に「ごめんな」とか、「元気でな」などと言い、送り出すという話しもあり、「大切に育ててきた自分の子どもを送り出すようだ」などと言うが本質的には、そのような言葉ではない筈だ。

「食べる為」という大前提で飼育しているという事は、つまりは殺す事が大前提である。「可哀相」だとか「申し訳ない」という気持ちが本質的なものであり、罪悪感を感じているのであれば続けられない筈だからだ。毎日が苦しみの連続になる筈だ。

松村直登氏のように畜産農家でも家畜農家でもない人が「殺すな!」といって終生飼育をしようとする人とは全く違う。

松村直登氏の「殺さない前提」での飼育は、牛たちにも確実に伝わっている筈で「安心感」がある筈なのだ。
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