ときぶーの時間

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事故のおかげ?

2015-02-20 06:52:10 | 日記
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NO752
今日は原発関係の話。
一昨日の新聞で日本学術会議の検討委員会は、次のように学術会議の提案をまとめたと報じられた。

1)原発の放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場について、電力会社は廃棄物に責任を持つべき。
2)暫定的な保管施設の確保を原発再稼働の条件に

こんな当たり前の事が今、議論されたのかと思ったらがっかりでしたね。


今月、大熊に入り見た福島第一原発の汚染水タンク。
構内には300基以上の数のタンクが設置されているが、汚染水処理がトラブル続きで今も海洋投棄が囁かれている。

原発が出来て四十年以上も経って今なの?と思ったが、福島原発事故がなかったら最終処分の話は出なかったのでは?
これは事故のおかげかもしれない。

安全神話が崩れて国民も放射能の被害の大きさ・恐ろしさを知り、今では国民の60%近くの人が原発はない方がいいという世論を意識してなのか、経済産業省も最終処分場を作らざるを得ない状況になった。


東電構内の敷地に設置されたたくさんの汚染水タンクの寿命も約5年と言われています。
このタンクの亀裂から高濃度汚染水が漏れる事故も起きた。

再稼働云々より先の問題で、今、日本の各地に建設された原発が抱えている核燃料棒は数万本もあるのだから、とにかく早く作らなければだめ。

だけど、最終処分場を引き受けてくれる都道府県があるのだろうか?

福島県民も最終処分場は東京電力の福島第一原発の構内に作ればいい!って言っていたけど、今の状態じゃ第一原発の構内だけじゃ造れない。

核燃料棒だけではなく、撒き散らされた放射能によって高濃度に汚染された土などまでもが、その処理を待っている。


県内のあちこちに作られている放射能汚染物の仮置き場。
この場所の広さに驚いた。

核燃料棒だけなら原発構内だけで最終処分場は作れたかも知れないが、爆発事故を起したおかげでとてつもなく大きなものを作るしかなくなった。

黒いピラミッドと言われる汚染物を入れた袋が山積みになり、行き場がなく置き去りにされてままになっているが、去年の夏までに14万個使用されたと言われるあの袋の処分をしなければならない。


5段、6段と積み上げられていきます。
高く積むと一番下にある袋が破けてしまうため、あまり高く積めないと聞いた。

今もあちこちで除染しているから、それ以上の数になると思う。
あの黒いフレコンバックに1~1.5t入るから、これが14万個以上になるのですごい量です。

汚染水もちゃんと処理できていない。
大地には除染で完璧に取り除くことが出来ない放射能だらけ。
福島原発事故後の現実にはとても厳しいものがある。


帰還困難区域の大熊町工業団地の一部。
今、ここの工場の敷地にあの汚染物袋が運び込まれています。

凍土遮蔽壁を作って高濃度汚染水を海に流さないようにと計画があったが、凍土遮水壁が完成したと言うニュースは報じられていない。
今も出来ていないって事だ。


大熊町の工業団地を抜けるとすぐに見えてくる事故を起した福島第一原発の排気塔。
このあたりから排気塔に向かって線量が高くなった。

この頃めっきり原発事故関係の報道が減りました。
再稼働のためか?歪曲したニュースばかりを報道させ事実を隠そうとする意図は、子供の小児甲状腺がんの事などを見ればはっきりと分かります。
チェルノブイリ原発事故の時も国が隠蔽しましたが日本も同じです。

今も福島は放射能と闘っている。
住民も行政もみんな戦っています。
ふるさとの再生をあきらめていない人がいる。
長い時間がかかろうと、復興を目指している人がいます。

みなさん、これからも福島を応援して下さい。
どうぞ宜しくお願いいたします。
























コメント
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