ときぶーの時間

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落胆と希望。

2015-02-03 04:15:03 | 日記
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NO742
いわきに避難した友人と電話でふるさとの変わりようを話していたら「もう誰も帰れないよね」と言われ「うん、そうだよなぁ~」と無意識に答えてしまった。

自分の目で見た風景は除染村であり、ふるさとの姿ではなかった。
変わったところはものすごく変わった。


今日は猫の写真。松ちゃんより先に牧場へ行った時に、シロはとらを連れてきた。

大型処理場は作られるし、5段積みの黒いピラミッドは見るし、どこもかしこも広大な田畑は表土をはぎ取られ、季節外れの土の色を見せつけていた。

本当に愕然としたし、落胆している自分に気が付いた。


ガサッと音がしてびっくりしたら、道のわきからクロが出て来て合流。

震災の年、除染されて町がきれいになり町のみんなが戻って、以前の町に戻ればいいと本当に思っていた。

それを言うと笑う人もいるが、松ちゃんのひまわり作戦(JAXA)への参加や、松ちゃんが牛を使って農地を除染出来ないかと考案した高温堆肥菌除染システムがJAXAとJAEAとの共同研究となり、実証実験までこぎつけた時は、本当に期待したんだ。


3匹仲良く牧場まで散歩。

実証実験に使われた機械は3台作られ、一つは人気番組のトキオの鉄腕ダッシュ(浪江町ロケ地)で使われ放映された。

あの時の松ちゃんは町もきれいにしたい、牛も助けたいと本当に真剣だった。


帰りの農道での写真。

そんな僕に松ちゃんは「もう元の町には戻らねぇけど、新しい町が出来るって」と言ってくれた。

その時はっとしたんだ。
力が一気に抜けたような感覚だった。

「そうだ!町はもう元には戻らないと落ち込んでばかりじゃなく、新しい町に期待すればいい」って。


戻って松ちゃんと合流。
さびは松ちゃんのトラックの荷台でくつろいでいた。

あと一ヶ月ちょっとであの日から早や4年。
自分にとっては長くて暗くて深い谷底でした。
ふるさとには今でもその淵にいる人たちがたくさんいるのだから、しっかりしようと思います。

今年も3.11がやって来るけど、新しい一年がやって来たと思うようにしよう。
何が幸せかって言ったら命がある事、家族がいる事、そんな当たり前の事に感謝して生きたいと思います。

それではみなさん、今日はこの辺で失礼します。



















コメント
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