ときぶーの時間

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土の中のミミズ。

2012-03-06 09:02:16 | 日記
NO-93
強制避難区域の松村直登は、昼の時間はほとんど連絡がつかなくなった。こちらから電話を入れても電話に出られない状況なのだと思う。もちろん雨が降っても嵐が来ても餌やりを休まず、とにかく忙しく働いている。

彼を、国内外のメディアの人たちが追いかけているのは間違いないのだが、あまりにその取材の依頼件数が多くて僕のところに連絡が来ても、すぐに返事が出来ない事をまずはお詫びしたい。

フランスの雑誌に掲載された松村直登。

一昨日も、二本松の善弘時の山本志流さんの「被災家畜を守る会」の写真展会場へ出向いたら、外国人ジャーナリストが待ち構えていて「約束していないのに取材された」と彼は言っていた。

 この放たれた牛たちを保護しようとみんなが集まってくれた。

今日は、牛の柵用のパイプが届けられる日で雨でも何でも、先週の雪の影響で遅れた分を少しでも挽回しないといけないと、彼は言っていた。

 外国の新聞の一面を飾った松村直登。

松村に手を差し伸べてくれたエム牧場の吉澤さんも、3月11日まで取材がたくさん入っていると松村に話してくれたそうだ。あれから、もうすぐ一年になるのだが、わが町富岡は震災時のままの状態で何も変わっていない。

瓦礫がかたづけられただけで、車での移動が出来るようになっただけなのである。人の住んでいない町の強制避難区域制限を国は3つに分けて解除する方向らしいが、解除したところで居住出来ない町に誰が戻るというのだろうか?

昨日、会津に避難している友人から電話が入り、全村民帰還宣言を出した川内村で土の中のミミズの放射能汚染度を計測したら、2万ベクレルもの高い数値が出てこのミミズを飛来してきているハクチョウが餌として食べていると・・・・・

白鳥が被曝してしまっているのではないか?と僕に言ってきたが、科学者でもない僕はその答えを出せずに困ったけれど、カエルや蟻やすべての昆虫・野鳥などが全部汚染されてしまうのだろう。

全ての生態系に放射能の恐怖が忍び寄っていて、とても帰れるものじゃない!国はその恐ろしさを体感させられる住民がいるのに、人の苦しみを理解できないのだろうか?

原発被災者の事などどうでもいいと思っているのか?被災者の賠償も進まず約16万人に及ぶ多くの住民が苦しんでいるというのに、消費税の話をする前に、東北3県の被災者を救うのが先だと僕は叫びたい!











コメント (3)
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