ときぶーの時間

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馬の話。

2012-01-19 08:41:12 | 日記

NO-59
今日の写真は、去年の夏前のポニーの写真を選びました。このポニーは、僕の義父の舎弟分と言っている畜産農家の半谷さんが飼っていたのですが、牛30頭を放し飼いにして避難所に入る時に「直登、おまえ馬欲しいか?」と松村直登に問いかけた馬?なのです。

松村本人は「ガソリンが無くなった時に、馬に乗って移動できるな!」と、それは本当のサラブレットがいるのだと大喜びで半谷さん宅へ向かったのだが、目の前の小さなポニーを見て彼はがっかりした。彼が跨れば足が着いて体も小さくて、彼が乗るには可哀想なポニーだった。

写真でもわかるように、餌をあげている松村氏の背丈から見ても小さなポニーなのがわかるかと思います。この時、彼ががっかりしているのを察したのか、餌をもらうポニーも「期待を裏切ってすいません」と申し訳なさそうに餌をもらったのだ。ポニーも彼に乗られて、「ハイドー、ハイドー!」なんて事になったら真っ青だったと思う。(笑い)

しかし、半谷さんにはこれでも馬なのである。おとなしくて扱いやすいこのポニーを、彼に譲る気でいたのだった。しかし、馬に跨り移動することを夢見ていた彼は「半谷さん、これはポニーって言って馬じゃないからね」と、この時の話をすると今でも笑う彼だが、このポニーも牛とともに移動して暮らしているという言う。

僕は、ポニーは放し飼いにしていて大丈夫なのか?と聞いたら、「うん、今でもお腹パンパンに膨れていて元気だぁ」と言った。この子は彼を見ると喜んで走って来て「お久しぶりです」と挨拶しに来るらしい。また彼もポニーの姿を見れば、指笛を吹いて呼び寄せ餌を与えてあげていると話した。

彼の指笛の大きな音とその音色は、まさに西武映画に出てくるカゥボーイそのものなのである。彼にとって動物はみな同じ扱いをするわけだが、動物ならなんでも扱える彼を僕は時々、羨ましくてしょうがなくなる時がある。

ポニーを馬だと言った半谷さんも半谷さんだが、本当の馬を想像して行って小さなポニーのを見てがっかりした彼を想像したあの時は、僕も笑った。

おとなしくて可愛いポニーなら、僕も飼ってもいいなあと思う。動物はやっぱり可愛いなあ!松村氏と付き合ってきて僕も動物が好きになってきた。彼と付き合ってると笑いあり涙ありと色々あるわけだが、やっぱり面白い。これに尽きる。

昨日松村から電話をもらって「全国のみなさんにくれぐれも、宜しく言ってくれ」と念をおされました。牛を囲って保護するのに、富岡町役場が協力してくれて町は準備していいということまでなっているようです。しかし、河川敷の許可は県が出すので今はそれを待っている状況だとのことでした。

彼を支援してくれるみなさんに、感謝いたします。彼も牛をどうにかして生かしたいと必死に動いていて、そんな彼を後方支援する僕たちも全国のみなさんに御礼を言わせていただきます。みなさん本当にありがとうございます。

それでは、またお会いしましょう。





コメント (3)
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