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腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



一昨日の仕事始め(7日)は流石に電池交換のお客様がが多く、修理の引き取りもありバタバタと忙しくさせていただきましたが、昨日からすっかりと平常通りヒマになってしまいました。

そんな中、珍しい時計の電池交換をご依頼いただきました。


これ↓
 シチズンです

これのどこが珍しいの?

文字盤12時位置にクラウンのマークが付いてるし、中央部分にはTOYOTAの文字も見えるからどうせまたディーラーから貰った粗品の類ではないのか?

と思ったら、リュウズの上下にプッシュボタンが付いてます。
そしてベゼルに文字が↓
 LOCK UNLOCK ?

こ、これはもしかして...


スマートキー!?

や、やはり!↓


開けるな!と書かれている。

開けたい衝動にかられたが、裏ブタのネジが特殊な形をしているので開けることができませんでした。


すぐヤホーで調べたら2005年のトヨタのニュースリリースに載ってた。

“キーインテグレーテッドウォッチ”と呼ぶそうな。

腕に着けてフロントドアのノブを軽く握るだけでドアの開閉ができる優れもの。

すげーな。


時計はシチズンのエコドライブ(ソーラーウォッチ)なので電池交換不要だが、リモコンキーは通常のリチウム電池を採用しているようです。

スマートキーの機能としては
(1)ドアの施錠・解錠
(2)エンジンの始動・停止
(3)トランンクの解錠
(4)ワイヤレスドアロック/アンロック 等

だそうな。


時代は進んでます。

後は携帯で車の運転が遠隔操作できたら、間違いなくジェームズ・ボンドになれます(笑)


普通のキー型のリモコンキー(←キー型のキーっておかしな言い方ですが)の電池交換はよく承ります。
525円(税込み)でさせていただいております。
1ヶ月に10本前後はあるかなぁ。

半年ほど前にベンツのスマートキーの電池交換を承りましたが、どうやってプラスチックカバーを外すのかが分からず、無理にこじ開けて割ってしまったらエライことですので、ディーラーへ持って行ってもらうようお願いしたことがあります。

高級腕時計の電池交換ならどんなのでもまずビビらず電池交換できますが、高級外車のキーはさすがにビビります。
簡単にキーだけ新しいのを作ると言うわけにはいきませんからねぇ。

どうせベンツだとイモビライザー(自動車盗難を防ぐための電子装置。鍵に組み込まれたIDコードと車両のIDコードが一致しないとエンジンを始動できないようにしたもの)が組み込まれているから、下手すると車両本体側も全て交換しないといけない可能性も出てきます。

うん、やはりディーラーへ行ってもらうのが筋だ。


腕時計で車のドアの開閉ができるんだから、そのうち携帯電話でもできるようになるんだろうなぁ、と思う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
何でもかんでも携帯の時代ですよ。
良いのか悪いのかは凡人には解らんが...

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