「死の手」:最恐のロシア核報復システムについての5つの問い 2021年12月10日ニコライ・リトフキン
https://jp.rbth.com/science/85868-shi-no-te-roshia-kaku-housyuu-system-toi-5
このシステムは人間の指示がなくても自動的に数百発の核ミサイルを敵に浴びせられる。
ロシア軍は核兵器運搬手段、つまり戦略爆撃機、潜水艦、大陸間弾道ミサイル・サイロを計700保有している。
しかし、たとえ核攻撃でロシア全土が壊滅したとしても、この核兵器運搬手段のうちいくつかが自律的に作動して敵を攻撃できるということは、あまり知られていない。
このシステムは「死の手」と呼ばれている。どのような仕組みなのだろうか。
「死の手」とは何か?
欧米諸国が「死の手」と呼ぶ「ペリメトル」は、報復核攻撃を行う自動制御システムだ。
簡単に言えば、もし核攻撃でロシア国家が壊滅すれば、「ペリメトル」が核ミサイルで自動的に敵国を攻撃する。
なぜ作られたのか
冷戦の最中、ソビエト軍司令部は核兵器施設を司る司令部が敵の核ミサイル一発で破壊され得ることを理解していた。
電子戦兵器によって戦略核戦力を制御する標準無線通信が妨害され得ることも明らかだった。
このため、軍は核ミサイルを装填したすべての大陸間弾道ミサイル・サイロから報復攻撃を行える、信頼性の高い後ろ盾を必要としていた。
どんな構想で作られたのか
軍の要求に応えるため、ソ連の技師は、発射後にソ連領内にあるすべての核ミサイル・サイロに対して敵国に向けてミサイルを発射する指示を出す司令塔となる大陸間弾道ミサイルを開発することを決めた。
飛行ルートの情報と、飛行中に他のミサイルに送る無線信号を予め入力された新ミサイルは、新たに作られたサイロ(核攻撃の直撃に耐えられる)に装填されることになった。
どのように作られたのか
UR-100N(NATO側が「スティレット」と呼ぶ大陸間弾道ミサイル)が新兵器のベースに選ばれた。強力な無線通信装置を備えた専用の新弾頭も開発された。
製造は1970年代半ばに始まり、70年代末までに試作品が軍事試験に回された。最初の試験ではミサイルが高度4000メートルで4500キロメートルの距離を飛び、飛行中に他の施設に無線信号を送れることが分かった。
5年後、軍司令部は「戦闘試験」を行い、新兵器が実際のサイロを開いて指定した地点に向けてロシア最強の核ミサイルを発射できるかどうか確かめた。
1984年11月、司令塔ミサイルが白ロシア・ソビエト社会主義共和国から発射され、カザフスタンのバイコヌール近くのサイロに発射指示を送ることに成功した。サイロから打ち上げられた大陸間弾道ミサイルR-36M(NATO側のコードネームはSS-18「サタン」)は、指定されたカムチャツカのクラー試験場の目標を仕留めることに成功した。
こうして新兵器は、ソ連全土を横断し、かつ途中で別の大陸間弾道ミサイルに作戦指示を送れるということが証明された。
1985年に軍に採用されたこのシステムは、今なおロシアを守り続けている。
「死の手」は今どうなっているのか?
「サルマト」大陸間弾道ミサイルの発射
「死の手」のシステムは、ミサイルだけでなく、ロシア全土のレーダーと、宇宙から情報を集める人工衛星で成り立っている。これは複雑なコンピューター・システムで、地震活動から放射線レベル、全国に設置されたミサイル警戒システムによる監視情報まで、幅広いデータを常に分析している。
「システムは運用が始まって以来何度か改良を経ている。まずロシアはこのシステムに、最大7000キロメートル離れた地点で発射されたミサイルを検知できる『ヴォロネジ』級レーダーなど、新しい電波探知手段を統合した。また無線信号を遮断する新興の電子戦兵器に耐え得るよう弾頭を改良した」と21世紀技術推進財団開発部長のイワン・コノヴァロフ氏は言う。
彼によれば、「死の手」のミサイルには極超音速ブースターが取り付けられる計画だという。これにより、ミサイルは秒速5~7キロメートルで飛行できるようになる。
「新ミサイルは『サルマト』級大陸間弾道ミサイルとともに軍に導入されるだろう。『サルマト』は2020年代半ばに軍で実戦配備される予定だ。したがって改良された極超音速版の『死の手』もそれと一緒に登場するはずだ」と同氏は話す。
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引用以上
引き続いて現代ビジネスより引用
プーチンが「暗殺」されたら即発射か…ロシア「核報復システム」の危ない実態
1600もの核ミサイルが落とされる 2022年3月9日
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/93152
世界中の誰もが現実に目を向けなければならない。ウクライナ侵攻によって、「核戦争」の勃発は着実に近づいている。一度始まってしまえば日本人も逃れることはできない。そのとき、何が起きるのか。
「敵国」に核を一斉発射
これほど立て続けに世界各国の予想を裏切る男がいただろうか。ロシアのプーチン大統領だ。
まさかクリミアを併合するはずがない、まさかウクライナに全面侵攻をするはずがない、まさか市街地に爆弾を落とすはずがないー。ウクライナの戦況を見れば誰もがわかるように、甘い期待はすべて覆された。
今のプーチン大統領に「まさか」は通用しない。私たちが想像しうる中で、もっとも最悪の事態を彼なら起こすかもしれない。つまり、核兵器を使った「全面核戦争」だ。
そして、それは十分にありえる。なぜならプーチン大統領は、己を見失いかねないほど追い詰められているからだ。ウクライナ戦争がどうなろうが、プーチン大統領の命運は尽きたと言える。
このまま欧米諸国からの経済制裁が続けば通貨ルーブルは急落し、ロシア経済は確実に破綻する。国内での立場が危うくなれば、後がなくなったプーチン大統領が核使用という常軌を逸した判断を下す恐れが出てきた。
「良心や常識が欠如した独裁者は、自分が失脚するくらいなら全世界を巻き込んで道連れにしようと考えます。プーチン大統領なら、そんな非合理的な決断をしても不思議ではありません」(ジャーナリストの常岡浩介氏)
仮にプーチン大統領がそこで何とか自制したとしても、「核」の危機は去らない。
「今回の大失態により、ロシア国内ではプーチン大統領に対する不満が急速に高まっている。起こりうるのは『暗殺』です。
米国の情報機関はロシア政府内に異変が起きつつある兆候を察知している。プーチン大統領が『除去』される可能性もあるのです。しかし、これが核の封印が解かれるきっかけになりうる」(防衛省関係者)
なぜならロシアでは「死の手」と呼ばれる核報復システムが稼働しているからだ。
「『死の手』は、人為的な操作をせずとも自動的に核を敵に浴びせられる自動制御システムです。冷戦中の'85年、敵国からの核攻撃を想定した旧ソ連軍が、確実に報復攻撃を行えるようにするために運用が始まりました」(軍事評論家の菊池雅之氏)
今なおロシアを守り続ける「死の手」は、何度も改良を経ている。運用開始当初は人間が発射ボタンを押す必要があったが、現在は司令部の非常事態を認識したAIが核使用の判断を下す。
その判断材料の中には、最高意思決定者の不在、すなわちプーチン大統領の死も含まれている可能性が高い。
彼の死を国家の存続危機だと判断した「死の手」が、ロシア各地に配備されている約1600もの核ミサイルを一斉に発射するのだ。
アメリカと安全保障体制を築く日本は「敵国」として標的に組み込まれている。これは、すでにロシアが日本に対して不穏な動きを見せていることからも明らかだ。
3月2日には北海道・根室半島沖でロシア機と見られるヘリコプターが日本の領空を侵犯した。
「ここ最近、トヨタの関連会社など日本にある多くの企業がサイバー攻撃を受けたと発表しています。経済制裁に参加を表明した日本に『牽制』をかけるため、ロシア政府が裏で動いている可能性は高いのではないか」(経済評論家の加谷珪一氏)
'18年にプーチン大統領は、年次教書演説でロシアが保有する数々の兵器について紹介している。中でも、最新型の超巨大ICBM(大陸間弾道ミサイル)の比類なき性能は、各国に衝撃を与えた。
射程は1万1000km以上、最大16個の核弾頭が搭載可能で最大速度はマッハ20という極超音速のため、アメリカや日本のミサイル防衛網は無力化される。
「10発でアメリカの全国民を殺害する威力がある」という試算結果もあり、まさに最終兵器というにふさわしい。このICBMの名は「サルマト」といい、ロシアは2021年ごろから配備を開始していると見られている。
それだけではない。さらに恐ろしいのは、サルマトに搭載されマッハ20で飛行し、高度100kmほどの高度を、探知しにくい軌道で飛んでくる極超音速滑空兵器(HGV)「アヴァンガルド」だ。
日本に向け発射されるミサイルの中に、「サルマト」や「アヴァンガルド」のような極超音速で飛ぶ核兵器が搭載されている可能性は高いと専門家は言う。そんな最悪なシナリオが現実になったら、影響範囲はどのくらいにまで及ぶのだろうか…? 後編記事『プーチンが狙う「日本の大都市」の名前…核ミサイル爆撃で起こる「ヤバすぎる現実」』で詳しく解説する。
『週刊現代』2022年3月12・19日号より
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引用以上
この記事を読んでいると、にわかに私がブログで紹介してきた出口王仁三郎の「最後の予言」が現実味を帯びてくる。
https://fs-astrology-members.com/archives/2708
【シベリア狐は死にたれど 醜の曲霊は種々に妖雲呼んで東天は北から攻め入る非道さよ
オホーツク海や千島船 カラフト島をゆさぶりて雪割草の間より暗雲低く仇鳥(あだどり)の舞い下り上る怖ろしさ
北海道から三陸へ なだれの如く押しよする ここを先どと連合の戦の場や神の国 華のお江戸は原爆や 水爆の音草もなき】
プーチンロシアは、よく狐に例えられてきた。
http://heaigie.blog.jp/archives/13230519.html
プーチンは、国内勢力によって暗殺される可能性が高い。だが、その死が、いかなる理由であれ、「死の手システム」が作動し、すべての敵国(もちろん日米)に1600発の核ミサイルが発射されるというのだ。
もしそうなれば、出口王仁三郎が死の間際に残した予言が、そのまま成就することになる。
予言的中率が90%を超えているといわれる出口王仁三郎は、死ぬ直前、恐ろしい予言を残して息を引き取った。
それは、自衛隊基地の置かれた石川県小松市と、関東が核攻撃を受けるというものだった。
http://fromnewworld.com/archives/1773
【「大三災はこれからじゃ」、「原子爆弾など神様の眼から見たら線香花火に等しい。だが、悪魔は今の原爆の何千倍もある奴や」、「毒素弾、生物弾など最終兵器を作るので大三災はこれからだぜ、本当の火の雨じゃ」、「お筆先に『世界の人民三分になるぞよ』とあるのは三割の事ではない。ホンマの三分じゃ。三分どころか二分も難しい」】
広島原爆の数千倍の威力を持ったツアーリボンバーと呼ばれる水爆(原爆の三千倍の威力)のような核攻撃だという。
http://fromnewworld.com/archives/1961
世界でそれを実戦配備しているのはロシアだけだ。それがプーチンの死とともに、日本に向かって発射される。
この爆発によって、日本の人口は3%になると予言した。3割ではない。3%も難しいといっている。
「この次の第三次世界大戦の緒戦には、(軍事基地のある)小松は家一軒残らんぞ」
「山の谷まで曇りてゐるぞ、曇りた所へ火の雨降るぞ、曇りた所には神住めんぞ、神なき所愈々ざぞ、ひどい事あるぞ、神がするのではないぞ、人間自分でするのざぞ」
私は、今、「もし生き残ったらどうしよう……」と本気で心配している。