マイケル・ケイメン＋布袋寅泰「ギターコンチェルト」

どうやら５月病になったみたいなので元気を出すためにこのアルバムを聴きました。マイケル・ケイメンと布袋さんの「ギターコンチェルト」です。

この作品についてはアマゾンでレビューを書いています。

もともとはエリック・クラプトンとのコラボで作られたと言う作品ですが、諸事情から布袋さんになりました。彼の自伝「秘密」によると、この頃からケイメン氏は体調が芳しくなかったと言います。

マイケル・ケイメンという人は「ダイ・ハード」「リーサル・ウェポン」などの映画音楽を手がけ、アトランタオリンピックの閉会式で布袋さんと共演しています。他にはアルバム「Ｋｉｎｇ＆Ｑｕｅｅｎ」やシングル「THANK YOU&GOOD BYE 」（実はこれ山下久美子さんへの送る言葉です）でも共演しています。

このアルバムが出た年にニュージーランド（本当はアメリカに行く予定が航空会社のストライキで行き先変更）に行くことになりましたが、飛行機の中で聴いていました。（他は遊佐未森）

もともと映画音楽を手がけている人だけあって曲が宇宙的広がりがあります。一番すきなのが第３楽章で。５曲目に布袋さんのギター抜きのバージョンがありますが、これもかっこいいですよ。あと、「核輸送列車」での布袋さんのギターとオーケストラの共演もスリルがあります。

最初は興味がなかったのですが、たまたまＳＳＧツアーの名古屋ライブのＭＣでこのアルバムの話になったときに「お母さんが喜んでくれた」と話していたのが印象的でした。

私は高校時代レベッカ派でしたが、弟が高校で先輩のコピーバンドを見てＢＯＯＷＹにハマり、弟の持っていた布袋さんのＣＤを拝借して聴いているうちにファンになり、過去２回ライブに行きました。

残念ながらマイケルは０３年に亡くなりましたが、このアルバム以外のコラボもたくさん見たかったです。もし、生きていたら０５年の万博でのコラボライブもあったのかもしれません。

「無人島に持って生きたいアルバム」という質問があったら間違いなくこれを選んでいます。

最後に一言・桑田さんとコラボするなら「薔薇と雨」をやってほしい。（私が一番好きな曲）