夕食後、渋柿の皮をむいた。
包丁で、クルクルクル・・・。
皮をむいた。
小さな柿なので、最後まで、渦巻きが
きれなかった。
椅子に座って、
落ち着いた気分で、果物の皮をむく。
久しぶりの感覚だった。
野菜にしろ、果物にしろ、
台所で、たったまま、
ピューラーで、サッサとむいたり、
四つ切にしたりで、
クルクルと、まわして皮をむくことが
少ない。
昔、友達の家にいったら、
お母さんが、柿を丸ごとと
ナイフを出した。
これは、私に皮をむけということかしら?
私の腕を試しているのかしら?
高校1年の、お料理をしない女の子は、
柿の皮くらいは、むけた。
そんなことを思い出しながら、
柿の皮をむいた。
皮をむいた渋柿をたこ糸で結ぶ。
写真のブタちゃん。
煮ブタを作るときようのタコ糸なので、
ブタの絵に糸がまきつけられている。
ブーちゃんも、柿にかこまれて
うれしそうじゃない?