徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

宿題はネットで調べる?

2013-03-30 13:20:46 | 日記
最近見た新聞で、Yahooのトップページの編集部長の記事がありました。

それは、自分のお子さん(小学5年生の女の子)には、PCのネットや携帯メール、タブレットなどのSNSツールは一切触らせていないという内容でした。


宿題など調べたいものがあるときは、自分で辞書図鑑などで調べさせて、どうしてもわからないときだけは親が代わりにネットを見て教えるようにしている、ということでした。

どうしてそうするかというと、ネットなどを利用するのは、自分で物事を判断する能力をつけてからで、ネットを使う前に自分で調べたり考えたりすることを身に付けてほしいからだそうです。


また、ネットには本当のことが書いてあるとは限らないし、受信よりも誤った情報をネットに拡散してしまう危険性もある。

メールは人とのコミュニケーション能力をつけてから。

ネット社会だからこそ、人に聞く、行ってみる、本を読むなどの幅広い方法で情報を選びとる能力を身に付けてほしいということでした。


これを読んで、ネット社会の中心にいるからこそ、ネットの便利さも怖さもわかったうえで、我が子にはこれに汚染されないようにしているのだろうと思いました。


今、小学校や中学校などでも、学校の先生がネットで調べるような宿題を出してくるそうです。

また、大学生のレポートの大半が、ネットの情報のコピペだと、嘆いている教授が多いと聞きます。


大人は仕事で頻繁にネットを利用して、情報を集めたり、宣伝媒体として活用しています。

これは、その方がスピーディで効率が良いことが一番の理由だと思います。


図書館に行って書籍を調べるのには時間がかかりますし、街頭でビラをまくよりも速く多くの人たちに情報を提供できるからです。


仕事と学生の勉強を同じ次元で考えると、困ったことが起きます。

それは、時間や手間をかけて調べたり、考えたり、議論したりしなくなるという点です。


答えを速く見つけたい。

だから、ネットを利用する。


速ければいい、それが何のためになるのでしょうか?

考えもせずに答えを得ることが、あなたの力になるでしょうか?


答えはNO!ですね。


社会人は時間と闘っています。

だからスピード優先です。


しかし、学生には勉強するための時間がたっぷりあります。

それは、時間をかけて勉強することで、しっかりと考える力を養ってほしいからです。


これがないと、社会に出ても調べることは速くても、アイデアも意見も提案も出ない大人になってしまいます。


これは、企業にとっては必要ない人です。

なぜか? パソコンさえあればいいからです。

パソコンはアルバイトでも使えるからです。


これからの社会は、パソコンと人間の知能が共存する社会になっていくのでしょう。

その時に、考えることが出来ない人は、パソコン操作員になってパソコンに使われるのかもしれません。


そのうちにパソコンが考えるような時代が来たら、怖いですね!!!(>_<)


☆ドラゴン