徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

ドリームメーカー

2012-11-11 15:16:51 | 日記
テレビ静岡制作の番組で「テレビ寺子屋」という番組があります。

福岡では日曜日の早朝に放送されています。

その1803回目の放送で「ドリームメーカーたちがくれた贈り物」というタイトルの講演を見ました。


元中学校の熱血体育教師の腰塚勇人さんという方のお話です。

腰塚さんは、2002年にスキーの転倒事故で首の骨を折る重傷を負い、首から下が全く動かなくなりました。


医師からは「たとえ手術が成功しても、一生寝たきりか、よくても車椅子の生活」と言われたそうです。

腰塚さんは、絶望のあまり自殺未遂までしたそうです。


それでも、苦しいリハビリに耐えて、頑張って、社会復帰できたのは、そのきっかけを与えてくれた人たちがいたからでした。


一人目は、病院の看護師さん。

腰塚さんが眠れないのを見て「睡眠剤持ってこようか?」と聞かれた時、「お前なんかに何がわかる。お前もこうなってみろ。」と思ったそうです。


そんな時、看護師さんは「ごめんね。でも、お願いだから何でも話してほしい。元気になってほしい。」と涙ながらに言ってくれたそうです。

彼女が病室から去ってから、「本当は助けてほしい。」と腰塚さんは一晩中泣いたそうです。


二人目は、腰塚さんが勤務していた中学校の先生方。

もう現場には戻れないと諦めていた時に、こう言ってくれたそうです。


「3年の担任を任せる。卒業式で生徒たちに卒業証書を読んであげることが、たった一つの仕事でもいいから。」

こんな大人がいるのかと驚いたそうです。


また、いつも話を聞いてくれたリハビリの先生や、ずっとそばにいると言ってくれた奥さん、一生面倒を見る覚悟をしてくれたご両親。

本当にたくさんの励ましや応援があって、見事に回復して社会復帰されたそうです。


腰塚さんは、そういった人たちのことを「ドリームメーカー」と呼んでいます。


それは次の4つに分類されます。

[1]やる気、元気、勇気をくれる「パワーチャージャー」

[2]最後まで一緒に生きてくれる「リスクテイカー」

[3]失敗を許してくれ、心がほっとする「ホットマン」

[4]こんな人になりたいと憧れる「モデル」


腰塚さんは「どうしてそこまで回復できたのか?」とよく聞かれるそうです。

それは、自分の力ではなく、周りの力、多くの人が支えてくれ、信じてくれたことが大きかったと答えるそうです。


「ドリームメーカー」とは、生きる勇気を与えてくれ、「大丈夫、あなたは一人じゃないから」という安心のメッセージを伝えてくれる人たち。

「ドリームメーカー」は、あなたの周りにいる人たちだけではない。

あなたも「ドリームメーカー」であり、人は本来、誰でも「ドリームメーカー」であると腰塚さんは言われています。


この講演を聞いて、人間はなんて我慢強い生きものなんだと思いました。

また、精神は肉体を超えるということも学びました。


高校生のお父様やお母様も、お子さんにとっては「ドリームメーカー」です。

私たちも、皆さんの「ドリームメーカー」のお手伝いをしていきます。


そして、高校生の皆さんも、将来、誰かを支えることができる「ドリームメーカー」になってくださいね!!


☆ドラゴン