徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

花子とアン

2014-08-31 16:57:31 | 日記
NHK朝の連続テレビ小説が今回も好調ですね。


「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子さんの生涯をドラマ化したものです。

サイドストーリーとして、花子(吉高由里子)の“腹心の友”である歌人・白蓮こと葉山連子(仲間由紀恵)の道ならぬ恋も、朝ドラらしからぬ盛り上がりです。


このドラマの中で特に印象に残っているのが、花子が通った修和女学校(東洋英和女学院がモデル)の校長先生です。

ブラックバーン校長と言うおそらくカナダ人の女性校長ですが、教育者としての凛とした風格、威厳の中にある慈悲深さがたいへん魅力的な先生でした。



でも、怒るとこわーい先生で、お仕置きの時はいつも「Go to bed!!」と花子に叫んでいました。

その修和女学校の卒業式での校長先生の祝辞にとても感銘を受けました。



和訳したものをご紹介します。


『わたしの愛する生徒たちよ、

我とともに老いよ。 

最上のものは なお後にきたる。


今から何十年後かに 

あなた方がこの学校生活を思い出して、

あの時代が一番幸せだった、楽しかったと 

心の底から感じるのなら、

わたしはこの学校の教育が 

失敗だったと言わなければなりません。


人生は進歩です。


若い時代は準備のときであり、

最上のものは過去にあるのではなく将来にあります。


旅路の最後まで

希望と理想を持ち続け 

進んでいくものでありますように。』


花子が卒業生を代表して、校長先生のメッセージを通訳する名場面でした。


当時は女性が社会進出して、男性と平等に仕事をする時代ではありませんでした。

そんな中で、花子はこのミッションスクールで、英語を学び、翻訳家としての人生のスタートを切ることになります。

女性にも大きな希望と夢を持って生きてほしい、という願いが込められた校長の言葉でした。


今は女性も男性もない時代ですが、逆に希望や理想を持てない時代のような気がします。


『人生は進歩。

最上のものは将来にある。

希望と理想を持ち続け進んでいく。』



高校生の皆さんには、大きな希望や夢や理想をたくさん持って、将来に羽ばたいてほしい。

そういう願いを込めて、このブラックバーン校長のメッセージを送りたいと思います。


☆ドラゴン