徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

父の日

2012-06-16 14:58:43 | 日記
明日は「父の日」ですね!(^O^)


「母の日」に比べると少し影が薄い気もしますが・・・(>_読売ジャイアンツの監督・原辰徳氏が、ある雑誌に「進路選択のときに父は」というエッセイを掲載されていましたので、ご紹介します。

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父親から、ああしろ、こうしろと言われたことがない。

たまには通信簿を見てほしいと思うくらい、勉強しろと言われなかった。

高校を選ぶときも、大学へ進学するときも、巨人軍に入団するときも、やっぱり何も言わなかった。

だから僕は自分の進路を、いつも自分自身で決め、そんな僕の決断を、父は黙って見守っていてくれた。

いまにして思えば、父は僕に自立を求めていたのだと思う。

そんな父の元で、僕も自立した男に育つことができた気がする。


親は子供を愛している。

愛しているがゆえに心配が募り、つい手を差し伸べたくなる。

幸せになってほしいと願うからこそ、口を出したくなる。

転ぶ前に支えたくなるし、いい学校にも入れたくなる。

でも、そんな愛情や心配が、子供を小さくしてしまうこともあると思う。

親の固定観念の中に、子供を置いてしまうことで、親と同じ程度の可能性に、子供を押し込めてしまいかねないからだ。

もしかしたら子供は、親には想像もできないような、大きな可能性を秘めているかもしれないのだ。

親が早めに手助けをしたり、方向を決めたりすることが、子供の未来を広げるのではなく、むしろ狭めてしまうことを、親は知っておくべきである。


親にとって何より大切なことは、子供を一人の人間として認め、父親よりも、母親よりも、大きな人になる可能性があることを、信じてあげることだ。

僕の父親は、息子である僕を認めてくれていた。

男として認め、人として未来を信じてくれていた。

そんな父の元で、僕は男として自立し、大きな未来へ向かって進み続けた。


だから、いま父親になった僕も、息子を一人の男として認め、彼の可能性を信じて、見守っている

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現代は少子化の時代と言われ、お子さんが一人か二人といったご家庭が多いと聞きます。

親はどうしても、過保護になったり過干渉になったりしてしまいがちです。


お母さんは仕方ないにしても、お父さんまでそうなってしまうと、子供は家庭で“はがいじめ”にされているようなものです。

特に男の子の場合は、父親に細かいことを言われると、ガッカリしてしまいがちです。


中間テストの点数よりも、もっと大きな将来のことや、世界のこと、仕事のおもしろさ、失敗談、恋愛の話、お父さんの夢についてなどを語ってもらう方が、きっと大きな刺激になると思います。


お父さんってスゴイな、面白いな、カッコイイな・・・そう思ってもらえるように、お父さんも一緒にがんばっていきましょう!!


人に言うのは簡単なんですが・・・(>_<)


☆ドラゴン