1945年7月。
太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。
連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。
やがて広島、長崎に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。
全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣(役所広司)は決断に悩み、天皇陛下(本木雅弘)は国民を案じていた。
そのころ、畑中健二少佐(松坂桃李)ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた。
そして、昭和天皇は聖断を下すことになる。
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1945年8月15日に玉音放送で戦争降伏が国民に知らされるまでに何があったのか?
昭和史研究の第一人者・半藤一利の『日本のいちばん長い日 決定版』を、原田眞人監督が映画化(2度目)した作品です。
戦後70年の今年、あらゆるメディアに取り上げられている「太平洋戦争」の終結をドキュメンタリータッチで観ることができる作品になっています。
「戦争経験がない日本人」である私たちは、こういったものから、あの戦争の実態を学ぶしかありません。
なぜ、戦争は起きたのか?
誰が始めたのか?
何のためにやったのか?
どれだけ日本国民や敵国民が悲惨な体験を強いられたか?
そして、どのように終わったか?
この最後の部分が描かれた作品ですが、やはり何といっても『昭和天皇の偉大さ』に心を打たれました。
合わせて、鈴木貫太郎首相、阿南陸軍大臣の天皇と心を通じ合った腹心の働きが甚大です。
戦争を終結するために、まさに命を懸けた働きをされた方々です。
現在の日本があるのは、この方々のおかげと言っても過言ではありません。
アメリカ軍では、GHQのダグラス・マッカーサー最高司令官ですね。
こちらとの関係は、以前にご紹介した『終戦のエンペラー』を観てください!
日本人が国際的に活躍していく時に、きちんと自国の来し方を知っておくのは、大切な礼儀ではないかと思います。
高校生の皆さんも、大学に入ってからでも勉強されておくことをお奨め致します!!ヽ(^。^)ノ
☆ドラゴン