徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

花子とアン(2)

2014-09-28 15:04:29 | 日記
朝の連続テレビ小説「花子とアン」が最終回を迎えました。

明治から大正、昭和そして戦後の時代を、翻訳家・児童文学者として生きぬいた村岡花子さんの人生を描いた作品です。


村岡さんが翻訳された作品は、「赤毛のアン」をはじめ「王様と乞食」「フランダースの犬」「ジャックと豆の木」「あしながおじさん」「ふしぎな国のアリス」「クリスマスカロル」「小公女」等々。

幼い頃に、誰もが一度は読んだことがある本の翻訳をたくさんされています。


私も小学校の図書館で最初に読んだ本は「フランダースの犬」でした。

皆さんも、本やアニメ、ミュージカルの舞台や映画などでこれらの作品にふれたことがあると思います。


「心の窓をたくさん開いて、世界の文化にふれ、吸収すること」
で、子どもたちにたくさんの夢や希望を与えたいという、翻訳家としての確固たる信念をお持ちの方でした。

自らも「想像の翼を広げて」大きな夢を見る、イマジネーションを高めて新たな世界を生み出すことに、若いときから喜びを見出してあったようです。


今はネットさえあれば、世界中の情報を一瞬で得ることができます。

情報を集めることに自分が努力する必要もありません。便利な世の中です。

しかし、そうやって手に入れた数多の情報は、ほとんどが一瞬で捨てられていきます。


1冊の本を何カ月もかけて翻訳する作業は、本当に骨が折れる大変なお仕事だと思います。

戦争中も戦火の中、大切に本と英英辞書を抱えて逃げ惑う姿を見て、こんなに大切に思える仕事に巡り合うことは本当に幸せなことだと思いました。


人が一番幸せなことは、一生をかけて取り組める仕事を持つことです。

仕事ですから10の内9つは苦労や困難がはつきものですが、最後の1つに喜びがある。

その喜びのために日々努力を積み重ね、人として成長していきます。


「人生は仕事の中でしか学べない」※


学問は学校で学びます。

しかし、人生は仕事を通して社会の中で学びます。


そこからが本当の人生のスタートです。

ですから、受験はゴールではありません!


その先にある皆さんの人生が素晴らしいものになるために、今がんばっているのです。


「若いときに流さなかった汗は、年老いてから涙になる」※



数十年後に後悔しない、今しかできない努力に汗を流してくださいね!!(^o^)丿


※致知が送る「明日をひらく言葉」より


☆ドラゴン