徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

若者たち2014

2014-09-14 15:37:42 | 日記
『君の行く道は 果てしなく遠い
だのに なぜ 歯を食いしばり
君は行くのか そんなにしてまで』


この歌が主題歌のドラマ「若者たち2014」が放送中です。

元は1966年(昭和41年)に放送されたドラマをベースに、「北の国から」の杉田成道監督が2014年版として企画されたそうです。

両親を亡くした5人の兄弟とその周囲の人たちによる会話劇です。


当時、社会は高度成長期の真っただ中でしたが、労働者階級はまだ貧しく、若者は先の見えない時代にイラついて、学生紛争が社会問題になっていました。

人生とは、家族とは、友情とは、愛とは、人が懸命に生きるとは、といったことを真正面から若者に投げかけていた作品です。


では、なぜそんなドラマを平成の今、再び作ろうと思ったか?

杉田監督は「若い人の就職難をはじめとした厳しい状況、先行きが不安な感じ、お金だけじゃないものを求めている状況が、当時と通じるものを感じた」と言っています。


そういわれると、確かに似た環境にある気がします。


社会のある部分は急速に変化し進歩しているのに、自分の周りだけ取り残されている感じ。

流行に敏感ではあるが抵抗している感じ。

自分らしくと思いながらも時代を追いかけている感じ。

就職したくても思うようにならない感じ。


若者が現実的には夢や希望を持ちにくい時代といった共通点があるのかもしれません。

それでも何かを求めて、若者は生きていく。


『君の行く道は 希望へと続く
空に また 陽が昇るとき
若者はまた 歩き始める』


生きることの意味を考えることから逃げないで、たくましく生きていってほしい。

希望や夢は与えられるものではなく、自分から見つけて掴んでいくものであることは、いつの時代でも変わらないということを教えてくれる作品です。


☆ドラゴン