徳育社≪九州オフィス≫スタッフブログ

~高校生のための大学受験応援ブログ~

銀の匙

2014-03-15 13:57:28 | 日記
少年サンデー連載マンガの『銀の匙 Silver Spoon』が映画化されました。


進学校に通いながらも高校受験に失敗して、寮があるという理由で勉強から逃げるように大蝦夷農業高校(通称:エゾノー)に入学した主人公・八軒勇吾。

同級生の家は酪農家ばかりで、自分だけ夢も目標もないまま農業高校の生活が始まります。

酪農科学科は、朝は5時起きでニワトリや豚、牛などの家畜の飼育、牛の搾乳、豚の屠畜(トチク)など、初体験の連続に悪戦苦闘。

さらに馬術部に入部すると、馬の世話で4時起きになり、体育の授業はなんと校内の敷地1周20kmのマラソンで「こんな学校辞めたい」と弱音を吐く始末。

そんな中で「経済動物」と呼ばれる家畜の命に対する思いや、経営が成り立たなくなり離農していく同級生への思いなどが交錯して、自分は逃げてばかりという現実に悩んでしまいます。

そして、学校の文化祭で自分に何ができるか考えてある決断をします・・・。


この映画で一人の高校生の成長を助けてくれるたくさんの人が登場します。

校長先生、担任教師、同級生やその家族などです。


「夢がない・・・それはいいですね。何にでもなれるということですね。」

「逃げてきたところで、価値を見つければいい。」


などといいことを言ってくれます。


原作のファンには2時間の映画は物足りないかもしれませんが、映画として十分楽しめる内容だと思います。

さらに食物についても、命あるものを食べて人間は生きている、という食べ物への感謝の気持ちも分からせてくれます。


この映画の中では主人公の父親が、成績がパッとしない息子に対してつらく当たるシーンがありますが、親は成績が悪いから厳しいことを言うわけではありません。

何かに向かって一所懸命に取り組むことができないことに腹を立てているのです。


人は何か夢を持ったり、目標を持ったり、何かに目覚めたりするのは時期があります。

それがいつなのかは個人差があります。

しかし、日本の教育制度や企業の採用の仕組みから考えると、どうしても大学受験が中心になってしまうので、親はつい厳しくなるのです。

それに乗っかった方が安全に進めるので、親は勉強しなさいと言います。


もし、本当に夢がない、わからないのなら、高校を卒業して働きながら見つけてもいいし、大学に行きながら見つけてもいいと思います。

一番困るのは、高校を卒業しても何もしないことです。

いわゆるニートというやつです。


それを目指す人はいないと思いますが、親がいるからなんとかなるというのは間違っています。

勉強しないのなら働きなさいです。


人は自分がやりたいことをやるときに力を発揮します。

だから、就職は大事なんですね!

やりたい仕事でないと楽しくないし、第一続きません。

それが人間の生きがいや、仕事のやりがいになり、社会に貢献できるようになっていきます。


自分の人生は自分で作っていけます。

人間は思った通りになりますから、自分が何者になりたいのかは自分でしっかり哲学してくださいね!!ヽ(^。^)ノ


☆ドラゴン