おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、査定よりも試乗がモノを言うー4.試乗後にやるべきこと、です。
試乗が済んだら、そのまま帰したらダメ。
必ず、試乗で確信したことを、再確認することだ。
そのためにも、商談室に通して、確信頂いた内容について、
「〇〇は素晴らしかったでしょう」と言ったように、誘導すること。
前回でも述べたが、「いかがでしたか?」といった確認方法は、
最低の方法だ。
「加速力よかったでしょー。私も惚れているポイントなんですよー」などといって、
お客さまによかったことに対して、共感をいただくように話を進めるように。
試乗車から降りたら、お客さまを試乗車と一緒に写真を撮ることを、
お勧めする。この写真を現像して手渡しするか、見積書に印刷して
渡すとよい。
これも、買ったイメージを植え付けるために行う。
欲しいクルマと一緒に映った写真を見せられて、悪い気はしないし、購入意欲も
刺激される。
商談室に入ったら、オプションカタログを渡して見ていただく。
オプションカタログをじっくり見ているような客は、見込み度が高いといえるので、
この後の商談の参考にするといい。
その間に、見積書を作成する。見積書が出来上がっても、すぐには説明しない。
その前に、「色は何がお好みですか?」とか「このクルマで一番最初に行きたい場所は
どこですか?それは、誰と行きたいですか?」などと、購入後のイメージを頭に浮かべるような
質問をして、購買意欲を刺激すること。
ある程度、購買意欲が高まってきた頃合を見計らって、見積もり内容を説明し、
クロージングに持ち込むこと。
営業マンとしては、試乗イコールクロージングという商談を進める。
「では、後日見積書を作成して・・・・」などと、呑気に構えていては、大事な
見込み客を失ってしまう。
お客さまは試乗後が一番テンションが高まっている時である。
このタイミングを逃すことはない。ここがプッシュにしどころなのだ。
試乗は、めったやたらと行うモノではない。
試乗するには、それだけの心構えと準備を整えたうえで、実行することだ。
結果、それが契約の確率を高めることになる。
ぜひ、この機会に今までの試乗の進め方を見直していただき、
より効果的な試乗を行っていただきたい。
百聞は一試乗に如かず!
株式会社ティオ
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