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長在車をなくすー1.長在車を明確にする

2012年01月30日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、長在車をなくすー1.長在車を明確にする、です。

中販で一番リスクがあるのは、長在車をかかえ資金繰りが悪化することである。
在庫するための経費が膨らんでいくことだ。

在庫が「0」であったらどれほど、資金繰りが楽なるだろうか。
どれだけ気が楽だろうか、想像してほしい。

仲介販売や委託販売など在庫「0」として商売している業態もある。
消費税が二桁になった場合の中販ビジネスとして、これらの業態が増えることだろう。

とはいえ展示販売している以上は、在庫を「0」にすることはできない。
そこで、在庫経費を極力抑えつつ展示場を新鮮に保つには、長期にわたって在庫する
ことを減らす。または、なくすことだ。

そのためには、長在車を明確にすることである。
何日以上在庫したら「長在」になるかを、会社のルールとして決めることが先決である。

長在車を炙りだすルールが必要であり、それを守ることである。

そこで、お聞きしたい。
貴社の「長在」は何日以上在庫したものを指すのか。

120日?90日?60日?45日?30日?
中販業界の暗黙の定義では「90日」が平均的なところではないだろうか。

私は、60日以上としてる。
理想的には「45日」ではないかと思うが、現実的は厳しいのではないかと思う。

この日数は、主として扱う車種構成、価格構成によっても違ってくる。
例えば、コンパクトカーであれば在庫日数は短いし、SUVなどは長くなる。
50万円以下クルマであれば短くなるし、200万円以上であれば長くなる。

平均も全車とするか、車種別にするか決めることだ。
きめ細かく在庫管理をするのであれば、車種別や価格別にすることだ。

要は、自社の定義(ルール)を明確にして、決めた在庫日数に達した時に、
どのようなアクションをとるかを決めておくことだ。

これなくして、長在車を減らし、無くすことはできない。


株式会社ティオ
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