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整備単価アップで利益の改善をー3.まとめ販売

2011年12月07日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備単価アップで利益の改善をー3.まとめ販売、です。

皆さん、コストコってご存知だろうか?
ここは、会員制のホールセラーである。ホールセルーとは、卸小売販売業である。

卸業は製造メーカーから商品を仕入れ、小売業者に販売する。小売業者は、卸業者から
仕入、エンドユーザーに販売するが、ホールセラーは、卸と小売りの両方の機能を
もった業態を言う。

コストコで売っている商品は、一般のスーパーなどと比べると商品一つ一つの量が半端ではない。
夫婦二人だけの生活では、とても使いきれないほどの量を売るまとめ販売なのだ。

ABCマートでは、二足目は半額で販売し、1回あたりの購入金額を高くなるように
している。これは、紳士服何売店ではかなり前から行っているまとめ販売である。

一個では1,000円、二個で1,900円、三個で2,700円などと、まとめることで一個当たりの単価を
安くするが、一回当たりの販売単価が上がる売り方である。

つまり数をまとめて販売をし、購入単価を上げている。こうしたことを参考に、
整備業の単価アップに使ってみることだ。

例えば、エンジンオイルは普通一回の交換量しか販売しないし、購入しない。
それを、次回分のオイルも購入してくれたら、一回分の購入よりも安くなるように、
まとめ購入の特典を付けて販売するのだ。4L缶を二缶購入したら、交換工賃半額などと
販売するのだ。

まとめ販売は、消耗品などのバッテリー液とかウォッシャー液などの、
販売に向いていると言える。

このように、まとめ販売は、比較的単価の安い商品に向いているとされる。
では、高い商品はどうするかだ。

それは別なまとめ販売をする。
エンジンオイルとオートマオイルを一緒にセットして販売する。
あるいは、エンジンオイルとオイルエレメント、フラッシングなどを
セットにして販売するのだ。当然だが、価格や付帯的なサービスなどの
特典が必要になる。

定期点検も、定期点検にオイル交換を付けて、12,000円のところ10,000円
で販売するのだ。こうすれば定期点検の単価アップになる。

まとめ販売と言うよりも「セット販売」だ。
これは整備ではないが、車両販売時にオプションを一緒に販売すことなども、
セット販売に近い売り方である。

単品で販売するよりも、同じ品を纏めて販売するとか、関係するような商品を
予めセットにしておいて販売するなどして、単価アップを図る方策を講じること。


株式会社ティオ
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