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フロントで稼ぐー5.フロントの適正要員数

2012年06月15日 | 営業・フロント全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、フロントで稼ぐー5.フロントの適正要員数、です。

スーパーマン的な活躍が求められるフロントマンは、
一体全体、何名だったら適正人数と言えるのだろうか?

これに関する質問をよく受ける。
適当な物差しがないのだが、私は、稼働時間で判断することにしている。

稼働時間と言うのは、入庫から出庫までに必要な時間だ。
1日の実働時間8時間に対して、稼働時間が50%~60%を基準とし、
これを超えると、人数が不足していると判断するのだ。

入庫1台に、受付⇒問診⇒見積書作成⇒渉外⇒作業指示書作成⇒
作業割り付け⇒作業指示⇒部品発注⇒部品検品⇒作業ミーティング⇒
作業調整⇒作業内容と作業指示の照合⇒納品請求書作成⇒納車説明⇒
領収書発行⇒お見送り⇒アフターフォローの対応時間がおおよそ40分とする。
※このほかにも引取・納車指示、駐車違反調べなどがある

計算すると、フロントマン一人一日約6台(8時間×0.5÷40分)がマックス台数となる。
月間で132台(6台×22日稼働として)、年間で1,584台がマックス台数だ。

入庫台数1台当たりの稼働時間によって、左右されるので、上記の計算は
あくまでも参考なので、自社の台当たり稼働時間を実測で求めてほしい。

上記の業務のうち、どれだけサブフロント(フロント事務担当者)に分業できるかで、
対応台数が決まってくる。例えば、作業指示書の発行や納品請求書の発行に伴う
コンピュータの操作をサブに回せれば、台当たりの40分が35分とか30分なることで、
対応台数が増える。

フロントの稼働率は、基本的に実働時間に対する稼働時間で求める。
つまり、フロントの直接時間と言うわけだ。

稼働率を上げるには、稼働時間以外の間接時間=間接業務
をいかに減らすか、効率化するかだ。
間接業務は、入庫促進、営業活動、販売企画、売掛金回収、納車引取(本来フロントが行うべきではない)、
クレーム対応、顧客情報メンテナンス、実績集計・分析、会議・研修参加などだ。

この間接業務をなるべく減らし、直接時間を増やすことが、フロントで稼ぐには
必要なことである。


問い合わせ先 株式会社ティオ


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