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物件費予算化の新しい試み!

2009年12月01日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、物件費の予算化の新しい試みです。

昨日のブログで、経営目標の手順について書いた中で、固定費である「物件費」を予算化するに当たって、顧客サービス予算、会社運営予算と記述したことについて、もう少し詳しく触れたい。

物件費を予算化する場合、多くが前年の総額実績をベースにして、増額か減額か決めて金額を作る。私は、こうした手法はバブル時代のことと思っている。今は、バブルの時代ではない。デフレの再来などといわれている時に、同じ手法では、利益を手にすることはできない。

こうした時は、勘定科目ごとに、使った内容を精査し、無駄がなかったか・あったのかを見極めて、次期の予算化に反映させなくてはならない。出来れば、勘定科目を「顧客サービスグループ」「会社運営グループ」「営業活動グループ」の3グループに分けて予算化をして欲しい。

その方が、使ったお金と効果が明確になるし、それぞれの方針にマッチした予算化が立てられるからだ。例えば、営業活動費であれば、次期の営業活動をどう行うのか、どの程度行うのかなどの方針を決め、その方針に見合った予算額を割り当てるのだ。

分かりやすくするために極端な例だが、今年の営業活動はフィールド営業(外に出て行く営業)だったものを、次期は「ハウス営業(店頭営業)」にする、という方針だった場合では、予算は大きく変わってくる。ハウス営業にすれば、ガソリン代、整備費用が減るが、逆に広告宣伝費、通信費、嗜好品費(お茶代やお菓子などの費用)は増える、このことを予算に反映させるのだ。こうした新しい試みで計画作りに臨んでほしい。

毎度で恐縮だが、保有台数が減少する大変な時代である。だからこそ、同じ経営手法を踏襲するのではなく、時代にマッチさせた手法を導入していかなければならないのだ。手法を変えることは、辛いし、難しいし、抵抗もあるし、根気がいる、がやり遂げなければ明日はないのだ。


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