おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、09年の中古車登録状況です。
09年の中古車登録台数は、78年以降で2番目に低い結果で終わった。登録台数は、自販連発表によると、4,045,6761台、前年比94.1%となった。前年割れは9年連続である。車種別では、下記の表の通り全車種で前年比マイナスであった。
登録台数のピークと比べると181万台も低く、約30%も落ち込んでいる。良質のタマ不足など色々要因があるが、中でもエコカー支援策がボディーブローのように効いたのが大きい。
本来中古車を買うお客が、エコカー支援策の内容を聞くと、新車に切り替わるという。エコカー支援策を使うと、新車と中古車との価格差が小さくなってしまい、だったら少し高いが気分よく乗りたいと、新車に流れるている。
こうしたな環境でも頑張っている中古車販売店もある。指導先の中堅中古車販売店は、今年新春初売りを2日より4日まで3日間開催し、45台の受注を上げた。その大半が未使用車だ。エコカー支援で一番割を食っているのが、未使用車だが、3日間で45台の実績を上げている会社もあるのだ。
因みに、この会社では、その翌週に3日間「車検祭り」と称してイベントを開催した。なんと260台強の車検予約を取った。しっかりしたイベント計画と商品を揃えることで、まだまだ実績を伸ばすことが可能である。
エコカー支援策は、半年間の延長が見込まれているので、中古車販売は当分苦戦が予想される。外部要因が変化している現在、内部を変える必要がある。何時までも外部要因の好転を待っていてもらちが明かない。以前のような売れる環境は戻ってこないことを前提に、販売戦略を変えることが求められている。
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