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経営計画はレバレート計画なりー3.ナゼ独自のレバレートが必要か!

2011年03月18日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、経営計画はレバレート計画なりー3のナゼ独自のレバレートが必要か、です。

ナゼ独自のレバレート計画が必要か、その理由は下記の通り3つある。

1.適正利益を確保するため
2.計画を通じて課題を明らかにする
3.他社との差別化を図る

ということだ。

一番目の理由は、経費計画や利益計画に基づいてレバレート計画は出来上がるので、
作業指数どおりに作業が済めば適正利益が確保できる。

1時間の作業を行うことで、いくらの利益になるかを従業員にも具体的に示すことができる。
だから、従業員も作業時間を気にしながら作業するという意識が働き、結果的に作業時間
の短縮になる。よってCSも高まるという訳だ。

二番目の理由は、レバレート計画を策定する過程で、様々に検討を加えることになる。
人件費、物件費、それに稼働率や労働時間などに対して、内容の分析を加えてることで
現状に対する課題が浮き彫りになってくる。

それを解決するための方策を検討することになるので、経営のレベルアップを図ることに
繋がる。いわば、レバレート計画が課題解決の出発点になるのだ。

そして三番目の理由は、二番目の理由の続き的になるが、例えば物件費には、顧客サービス
に関する科目がある。その科目に対して他社を意識しながら内容と金額を検討することで、
差別化をすることにもなる。

つまり、レバレート計画は単に請求工賃の単価を決めるだけにとどまらず、経営の改善や
他社との競争を優位に進めていく方策作りでもあるのだ。

逆に言えば、レバレート計画を立てないということは、前年と同じレベルの経営を行っていくことになる。
それは、時代から取り残されたことにつながり、如いては生き残り競争に負けることになる。

市場が拡大していく時代であれば、従前の経営を踏襲していても、自然増で対前年プラスの
経営が可能だが、市場が縮小する時代では、それは不可能である。

だからこそ、レバレート計画をしっかりと立てて、ピカリと
光った経営を推進することだ。
レバレート計画によって、お客さまから選ばれる整備工場に変身することができる。

年度末が近いこの時期だからこそ、レバレートの改定を意識して最後の集計をしてほしい。


株式会社ティオ
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