おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、入庫促進を強化するー4.入庫促進は顧客管理が不可欠、です。
入庫促進は、不特定多数のユーザーに働きかけることではない。
一部分そうした意味もあるが、大半は管理客へのアクションだ。
ということは、品揃えした商品に該当する「管理客」を抽出するところから、
入庫促進が始まる。
管理客を抽出するには、顧客や車両情報から、検索キーワードを設定することになる。
これが顧客管理である。
点検や車検時に、エンジンオイル交換した顧客に対し、1か月後に「オイル交換」の
案内が届いたら、客は呆れてしまうだろう。
あるいは、「ナメめているのか」と、強い不満と言うか、悪感情を持つはずだ。
そうならないように、該当する客だけを抽出しなければらなない。
そこで、点検や車検時に損耗状態や劣化状態を踏まえて、月間平均走行距離から
交換や調整、あるいは補充、点検のタイミングを計り、実施月を決め、それを「後日整備」
として管理していくのだ。
業務用のパソコンには、「後日整備管理ソフト」が、標準かオプションのどちらかで
用意されれている。そのソフトを利用して、予定実施月に該当の車両を入力する。
そして、該当月の1か月前になったら、検索を掛けて該当の車両を抽出し、案内DMの発送、
その後のTELコール等の促進活動を展開していく。
入庫促進を確実に、しかも効果的に行うには、顧客管理無くしては
出来ないのだ。
業務用のパソコンを使わなくても、できる方法もある。
それは、点検または車検時に、該当する商品のDMを作成し、実施月の
状差しに入れておくのだ。
後は、同じように到来1か月前になったら促進活動を展開をすればいい。
アナログチックであるが、確実な入庫促進ができる。
この方法で「エンジンオイル交換」で、成果を上げた認証工場がある。
人が行う方法ゆえに、商品を増やすことは、中々大変だが的を絞れば、効果を期待できる。
オイル交換のDMを、交換しようかなー、と思っている時にDMを受け取れば
顧客は、嬉しいのと同時に感心するはずだ。
こうしたことが、ファン創りになり結果として「囲い込み」になる。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、入庫促進を強化するー3.点検・車検はきっかけ創り、です。
品揃えを豊富にしても、それを誰に何時告知し、どう予約を取り付けるかは
結構大変な作業だ。
投網をかけるように、顧客全部を対象にするのであれば、
事は簡単だが、これでは、費用ばかり嵩み、効果は薄くならざるを得ない。
対象車を絞ることが必要だ。
そのタイミングが、定期点検であり、車検なのだ。
それぞれの点検項目に沿って、損耗状態や劣化状態を把握し、
それをデータ化して、顧客車両データに入力し、管理する。
点検や車検を、そのことだけを目的にしていては、
入庫促進のきっかけを作ることはできない。
むしろ、点検や車検は品揃えした商品の販売タイミングを
見つけるために、実施すると理解して、そのための準備をすることだ。
準備とは、整備基準を決めること。
例えば、ブレーキパッドは何ミリになったら、交換するのか。
何ミリで、交換を勧めるのか、こうしたことを決めること。
これなくして、損耗状態や劣化状態をデータ化しても
意味がないことになる。
次に、月間の平均走行距離を掴むこと。
これも入庫促進にとっては、なくてはならない重要なデータである。
現在のパッドの厚み、整備基準、走行距離の3つの条件から、
誰に、何時から入庫促進を実施するかが決まるのだ。
だから、点検や車検には一台でも多くの入庫が必要になる。
特に、点検はより詳細の車両情報を収集する、大切なタイミングだ。
従来のように、DMを出しても反応がないから、などと手を抜いたような
活動ではその後の入庫促進が出来ないことになる。
点検や車検は、それだけで売上に貢献する商品であることは
間違いないが、それだけで終わらすには、もったいない商品でもある。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、入庫促進を強化するー2.入庫促進の幅を広げる、です。
さて、入庫促進の幅は、商品の品揃えとイコールである。
点検や車検以外にも品揃えをそれなりに豊富にして、促進活動が
忙しくなるぐらいに増やすといい。
とはいえ、それほど簡単ではない。
それ相応の準備を整える必要がある。
この品揃えは、今始まったことではない。
かなり昔から言われてきたことだ。それが、入庫促進と言うキーワードによって、
さらに関心が集まっている。
長年にわたりナゼ、点検と車検だけが入庫促進の対象商品としてきたか?
簡単な話しで、「期日管理」によって、入庫促進ができるからだ。
期日がない、商品はどのタイミングで促進活動を行うかは、商品特性を
踏まえて設定しなければならない。
このことは、緻密さが求められ、顧客のクルマ使用状況を把握し、
それに合わせて入庫促進の始期や内容をきめることになる。
だから、入庫促進の幅を広げることは、簡単な事ではないのだ。
とはいえ、点検と車検だけでは、売上の項目としては、少ない。
もっと増やしていかなければならない。
身近なところで言えば「エンジンオイル」が挙げられる。
エンジンオイルを、6か月ごとに交換すると決めて、車検や定期点検を
起点にすることで、入庫促進はできる。
この他にも、タイヤ、バッテリー、冷却水、ブレーキ液などの機能部品
を揃えることで、入庫促進の幅は広がる。
あるいは、ブレーキパッドやATFなども加えることもできる。
外装なども対象にすることも可能だ。
外装の場合は、長くクルマを使っていいると、色が変色してきたり、ひび割れが出来てきたりする。
こうした現象を対象にして「ピーリング加工」といいう、メニューを作れば入庫促進はできる。
いままでの常識で、捉えるのではなく、科学の発達によって、新しい発想の
品揃えができる時代だ。
だから、カーアフターに関する展示会やイベントに積極的に出かけていき、
最新の技術や動向をウオッチすることだ。
思わぬところでヒントを得ることができる。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、入庫促進を強化するー1.入庫促進はDM発送に非ず、です。
入庫促進、と聞くとどのようなイメージが浮かぶだろうか?
経営者に「入庫促進どうされていますか?」と質問すると、「そうねー、当社では
DMを郵送するぐらいかなー」、なんていう回答が一般的だ。
「DMって何のDMですか?」「DMと言えば定期点検と車検だよ」、これも
よく聞く内容だ。
定期点検や車検のダイレクトメールを郵送する。これが、入庫促進のイメージだし、
一般的に行われていることである。
DM郵送は確かに、入庫促進の「活動」の一部分ではあるが、全てではない。
入庫促進を定義的に言うならば「ある商品について、入庫予約取付までの
一連の活動」である。
入庫促進を強化していくには、DM郵送も含めて総合的に、改善する必要がある。
改善の対象となる項目は「幅と深さ」だ。
幅とは、何の入庫促進を図るかということだ。
従来の「定期点検」や「車検」などの商品だけではない。
もっと色々な商品があってしかるべきである。
深さとは、活動の厚みだ。誰に、何時、どの方法で、告知し、
その後の活動を、何処まで行うかを決めることである。
DM文面の言葉使いや、画像、フォント、カラーなどを
見直していくことは、とても大事なことだが、DM以外の改善すべき項目はもっと多いし、複雑だ。
例えば、定義にある「ある商品」と言うことになれば、点検や車検以外の品揃えが必要になる。
商品は、入庫促進の「幅」にあたる。が、どこまで幅を広げるべきかは、一概には問えない。
いずれにしても、入庫促進はDMの見直しだけで済まないことだけは、
理解しておくこと。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検、車販実績の差は何が原因かー5.全員で意識、全員で監視、です。
進捗は、台帳に記入して管理すのではなく、全員に見えるようにして管理すること。
いわゆる、「見える化」だ。
促進活動する担当者だけが、進捗等を理解把握していればいいのではない。
全社員で進捗を把握し、理解することがなによりも大切なのだ。
実績を上げていく主役は、促進担当者であっても、実績の進捗は他の社員も理解し、
必要に応じて、促進の応援を貰ったり、実際に促進担当者に代わって、促進活動を
行っていただくことも必要だ。
目標達成は全員で成し遂げるところに、意味がある。
だから、全員が実績の進捗が分かるような「壁管理」などとし、何時でも誰でも
見えるようにしておくことだ。
こうしておけば、全員で「監視」することにもなる。
したがって、管理責任者が気付かないことも、他の社員で気付くこともある。
以外とこうした気付きが、的を得ていて、思わぬアドバイスになることも、しばしばだ。
何事も、全員が理解することで、お互いが刺激になるし、そのことで発奮することもできる。
あるいは、学習意欲なども芽生えてくる。
様々に効果が拡散していくので、
全員で管理チェックをし、全員で監視する態勢つくりをすることだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検、車販実績の差は何が原因かー4.毎朝チェック&次回計画を作る、です。
プロセス計画、つまり行動計画が計画通り進んでいるかを、管理しなければ、計画の意味がない。
で、この管理ということになる、一般的に見られるのが、週間単位か旬間単位で行っている。
これが、そもそも目標達成を鈍らせることになる。
というのも、週間で管理して、目標遅れが出た場合、その挽回をするのは、至難の技だからだ。
車検や車販は、一山いくらで販売している商品ではない。
ということは、大量販売が基本的にできない商品と言うことである。
だから、日の目標台数に対して実績が遅れないように、していく管理が絶対に
必要になる。だから、進捗の管理は「毎日」行うこと。
えー、毎日、と思うかもしれないが、ここで手を緩めたら、目標達成は限りなくできない。
ここは、心を鬼にしてでも、毎日進捗を管理ししていくことだ。
そして、進捗を把握したならば、次の行動計画がどうなっているかを確認すること。
ここが疎かになると、結果として日の目標遅れが出てしまう。
進捗管理は「結果管理」である。
その結果を踏まえて、次にどうするかを決めなければ、管理と言えない。
だから、担当者には報告だけで終わらせるだけではなく、必ず
今日どうするのか、明日どうするかを具体的に発表させること。
よくあるケースでは、昨日〇〇件電話コール、〇〇件訪問活動を行い、結果車検〇台の予約を
取り付けました、で報告となる。
これではダメなのだ。
〇〇様に電話コールし、直接話しができ、検討いただくことになりました、
ここからが肝心で、で何時返事を貰いますか?と、返事の日時までを言わせて
初めて管理になる。
その返事は、こちらからコンタクトですか?それともお客さまから連絡を貰うのですか?
と、具体的に、誰にでも行動が分かるように、報告させることだ。
こうした管理を、毎朝行うこと。
出来れば、朝礼を兼ねてやるといい。
改めて会議形式で行うと、日程の調整などがあり、毎日がズルズルとなって、
結果週間になり、旬間となってしまう。
ゼヒ、毎朝行動チェックと次回行動の計画を管理することだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検、車販実績の差は何が原因かー3.プロセス目標の有無が分かれ目、です。
車検台数目標や車販台数目標は、どの整備工場や中販店に行っても掲げている。
たまに台数目標がない整備工場があるが、大方台数の目標だけは立てている。
では、その目標を達成するための「行動計画」はどうだろうか?
これは、残念ながら持っている整備工場や中販店が少ない。
車検台数目標を、既存客から何台獲得し、新規を何台獲得するかと言った、
経路別目標が存在していない。
なもんで、目標達成の行動が散漫になっている。
特に、車検チェーン店を除く、ごく一般的な整備工場は、新規獲得台数の目標は
全くないので、広告宣伝費の予算を立てないし、ポスティングの行動計画を作らない。
車販しても似たり寄ったりで、車販目標に対して自社客の代替で何台、新規客への
販売で何台と言った計画を持っている中販店はほとんどない。
私に言わせれば、その日暮らし的な実績になっている。
自らが行動して、どれだけの実績を叩きだすのか、そうした「プロセス目標」が必要だ。
これを計画と言い、目標と表裏一体になっていなければならないのだ。
それが、目標を立てただけで、今年はこの達成に向けて頑張るぞー、と拳を掲げる。
これで目標達成できたのは「ラッキー」、幸運に恵まれた結果である。
運も実力の内とはいえ、運だけに頼っていては、経営の安定化はできない。
目標を立てたら、次に「行動計画」を立てる。
そして、この行動計画がどの程度進捗しているかを管理するのだ。
このことによって、目標達成の確度が高まるのだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検、車販実績の差は何が原因かー2.反応率35%はやるべきことの徹底で、です。
飲み屋の反応率は、DM20%、電話+10%、メール+5%、三つのアクションを行うと、
合計で35%の反応があるそうだ。
逆に言えば、DMだけだったら20%の反応で終わってしまうし、メールを実行しないと5%の
反応がないことになる。
これも昨日のTIO21ブログで述べたように、凡事の徹底なのだ。
決められたことを、確実に実行すれば、35%の反応を得ることができるが、手を抜くと
最大でも20%の反応で終わってしまう。
仮に1,000人が対象客とすれば、徹底できた飲み屋には350人、手を抜いた飲み屋は200人
の来店となる。客単価12,000円として計算すると、その差は1,800千円になる。
同じようなことが、車検でも車販でもある。
車検DMを出しっぱなしだと、入庫率は60%前後だが、電話コールをすると5%は改善する。
車販もイベントDMを出すだけだと、その後に電話コールをするのでは、来場者数に差が出る。
特に顕著にその差が出るのが、定期点検だ。
点検DM郵送後に、電話コールをすると入庫台数に10%前後の差が出る。
ところが、電話する時間がない、担当者がいない、電話しても断られる、など「やらない理由」
をつけて、実行から逃げる。
これで、入庫台数を増やしたいと願うのは、あまりにも虫が良すぎる。
努力無いところには、実績はつかないのだ。
コツコツと毎日少しずつでも行動したところが、最終的に美味しいお酒を
飲むことができる。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検、車販実績の差は何が原因かー1.わずか5%のやり残しが達成率75%に、です。
同じような商品を扱っているのに、車検や車販の実績に差が出る。
会社間でもそうだし、営業マン同士でも「差」が出る。
個人の能力、と言ってしまえば切がよく、終わってしまうが、事はそう簡単で
済む話ではない。
個人の能力以外の商品力や、宣伝力、会社の歴史など実績に差が出る要素は
色々とある。その中で、意外と見落としが多いいのが、「凡事の徹底」にある。
こんなデータがある。
電話コールのやり残しが5%あると、実績は75%で止まってしまうという、法則だ。
たった5%のやり残しが、実績に大きく響くのだ。
ところが担当者や責任者は、「5%」のやり残しを、「95%実行」したという方で
判断し「頑張った」という評価にしてしまう。
しかし、残り5%の未実行が75%の実績にしかならないことを理解すれば、
5%を死に物狂いで実行するに違いない。
この5%のやり残しを出さないっことが「凡事の徹底」なのだ。
この事実を、経営トップを初め、全社員が理解しないと、いつも5%のやり残し
を出すことになる。
たかが5%ではなく、実績を大きく左右する5%の重みを知ることだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車販営業は確率だ!-4.確率から行動を計画する、です。
確率を掴む目的はもう一つある。
それが、行動計画に生かすことだ。
営業成績は、商談の長さ(多さ)に比例する、と言われる。
ということは、商談を一つでも多く(長く)するための、活動計画を立てることになる。
どれくらい多くするかを「確率」を使って求めるのだ。
例えば、見積成約率17%との営業マンと25%の営業マンがいたとする。
17%の営業マンは、6枚に1台成約になるのだから、
4台の目標であれば、約24枚の見積書を提出する計画を組む。
25%の営業マンは、4枚の見積書で1台の成約になる。
ということは、4台販売するには16枚の見積書を提出する計画となる。
見積書は、商談の最後のプロセスになるので、その前のプロセスである
査定や試乗から確率の高い行動計画が組める。
例えば、試乗査定率(査定÷試乗)50%、査定見積率(見積÷査定)90%、見積成約率17%と
すると、1台の販売に必要な試乗件数は、次のようになる。
・見積成約率:1台÷0.17=約6枚
・査定見積率:1台÷0.9 =約1台
・試乗査定率:1台÷0.5 =約2台
これをもとに4台の販売をするための、それぞれのプロセスは、次の通りだ。
・見積成約率:4台÷0.17=約24枚
・査定見積率:24台÷0.9=約27台
・試乗査定率:27台÷0.5=約54台
約54件の試乗客があれば4台の成約が見込めるといことになる。
そこで、54件の試乗客を集めるための具体的な行動計画が出来上がる。
お客への声かけ件数(これも確率で求められる)、その件数はどうしたら
集められるのか?長期保有客や過走行客への「試乗お勧めDM」、出張試乗企画
など様々に行動計画が具体化されていく。
これこそが、「確率」を把握する最大の目的なのだ。
営業マンは、よりきめ細かい営業活動や個客フォローが求められている。
そのためには、ちょっとの時間を見て、顧客対応の密度を上げる必要がある。
だからこそ、ムダを省き、効率的な営業活動が必要なのだ。
確率を活かし、よりレベルの高い車販営業を目指して欲しい。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車販営業は確率だ!-3.確率を改善する、です。
確率が把握出来たら、それをそのままにしていたのでは、能がない。
確率をより高めるための改善をしてこそ、確率を把握する価値が出る。
把握できた特性を改善するには、深堀が必要だ。
例えば、試乗成約率で展開方法を見てみる。
試乗成約率は「成約台数÷試乗回数」で求める。
しかしこれだけでは、改善の芽を見つけることは難しい。
そこで、ここにいたるさらなるプロセスを付け足していく。
試乗から成約台数を増やすには、先ず「試乗件数」を増やすことが必要だ。
そこで、「試乗件数÷声かけ件数」を足してみると、試乗のための「声かけ」
つまり、試乗客を掴むための営業活動が、どの程度出来ていたかが見えてくる。
声かけの件数が少なければ、当然試乗客の件数も少なくなる。
こうしたことが掴めたら、声かけをいかに増やすかの改善ができる。
あるいは、見込み客の試乗はどうであったかを掴むこともできる。
「試乗客÷見込み客」で求められる。この割合が低いということは、
見込み客が見込み客であったか?見込み客へのお奨め車種があっていたか?
などが見えてくる。
確率の構成要素を付け足すことで、今まで見えなかった癖、弱点が
良く見えるようになる。これこそが、確率を活かすことになるのだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車販営業は確率だ!-2.確率から特性を知り改善する、です。
車販営業マンが、「確率」を掴むのは、自分の「営業特性」を知り、改善するためだ。
目標台数をクリアーするためには、自分の悪い癖や弱点を掴み、それを改善して、
目標達成率を上げること。
そのためには「確率」を掴まなければならない。
高度成長期やモータリーゼーション華やかな時期には、「犬も歩けば棒に当たる」式で
訪問件数さえ稼げれば、目標台数はクリアーできた。
しかし、需要の多くが「更新需要」となり、ルートセールス的な営業活動、あるいは店頭営業
が主流となった今、単純に活動量を稼ぐだけでは、目標をクリアーできなくなっている。
活動量以上に、プロセスの効率を上げることが求められる。
そこで、そのプロセスの現状がどうなっているかを知らなければ、
確率の改善はできない。
プロセスの様々な確率を算出するには、データが必要になる。
そのデータが「日報」なのだ。日報、と言うと営業マンは毛嫌いするが、
一番確かなデータが日報なのだ。
先日、ある会社の営業マンの「確率」がどうなっているか、見ようと日報の提出を
求めたところ、日報がまともに書かれていないのだ。書く日もあるが、書かない日もある。
書いてあっても、項目に沿って書かれていないなど、データの収集ができない状態なのだ。
こうした状態をそのままにしている上司も、情けないが、体たらく営業マンにも呆れる。
日報を書く意味合いや、日報から得られる情報、それに基づいて改善できることを、
みっちりと営業マンには教え込む必要がある。
どのような営業スタイルだったら成約率が高まるのか。
見積書をどのように提示したら成約率が高まるのか。
どんなアプローチをしたら見込み客になるのか。
確率から読み取れる特性は、とても貴重な財産になる。
営業マン、上司は、このことを心底理解し、確率が確実に取集できる体制を作ることだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車販営業は確率だ!-1.自分の確率を知れ、です。
好打者のイチローが今季2割6分前後で低迷している。
彼の履歴を見ると、この20年の平均打率は3割3分5厘である。
3割を打つのが当たり前の彼にもスランプがある。
車販営業もバッターではないが、成績は「確率」で大よそ読める。
例えば、見積書を何枚提出すると1台の成約が得られるか「見積成約率」によって、
販売台数が読める。
このように、車販営業も含め営業マンの成約は「確率」によって求められる。
その昔、私が営業マンだったころ「一日1査」取ってこい、と先輩営業マンから
耳にタコが三つほどできるぐらいに、言われたことを想い出す。
優秀な営業マンは、自分の「確率」をしっかり把握している。
その確率を上げるために努力しているのだ。
しかし、低空飛行の営業マンは、このことに気付かず、非効率的な営業を繰り返している。
ダメ上司も営業マンの確率を把握せずに、「もっと効率よく営業せよ」とか「今日はこれしか
営業していないのかー」なんてことを言って、お茶を濁す。
先ず、営業マンになったら「自分の確率」を把握することだ。
把握する確率は、色々あるが私は、次の確率を見ている。
・見込み発生率(見込み発生件数÷営業活動件数)
・見込み成約率(成約台数÷見込み件数)
・試乗成約率(成約台数÷試乗回数)
・査定成約率(成約台数÷査定台数)
・見積成約率(成約台数÷見積枚数)
これ以外に、
・来店対応成約率(成約台数÷来店客対応組数)
・メール対応成約率(成約台数÷メール対応件数)
・商談成約率(成約台数÷商談件数)
などがある。
後は、それぞれの組み合わせで、より深部の営業内容を分析することができる。
営業マン、先ずは自分の確率を把握することから始めることだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検未入庫客に対策するー5.抹消するか決断する、です。
さて、再取引きのための活動を色々行った結果、戻る様子が見えない客を
どうするか決める必要がある。
どうするかとは、台帳から抹消するかどうかということだ。
そこで、一定の条件のもと、抹消するかを決める。
その条件とは、
・車検以外の取引が基本的にない
・オイル交換などにも入庫がない
・自賠責保険も他社になった
・当然クルマの購入も他社
こうした客は、抹消しても良い。
車検以外で取引があれば、客として残すこともある。
その場合でも、顧客ランクを下げて、基本的にこちらからアプローチを
行わないことだ。
抹消するか、残しておくかは、取引内容と客との物理的な距離で決めるといい。
走行時間で15分圏内であれば、積極活動圏内として残す。
15分以上30分以内は基本的に残す。
30分以上の有れば、抹消の対象とする。
その上で、取引内容を加味して、最終的な判断をする。
中には、全て残している会社もあるが、管理コストや活動コストが
発生する。コストをかけても、見合う客かどうかを見極めることが必要だ。
いわゆる費用対効果を考慮して、最終的な判断をすること。
それも、再取引きのための活動の結果として判断すようにしたい。
問い合わせ先 株式会社ティオ
おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、車検未入庫客に対策するー4.入庫促進の流れを改善する、です。
未入庫になる理由は、担当者の怠慢と言うか、促進活動が機能していないことで
起こることもままある。
例えば、もっと早くアプローチしていれば、入庫になったものが、うっかりしていて
促進活動が遅れてしまって、他社に行かれたということもある。
未入庫客に対策するのは、こうした入庫促進活動の流れや管理などの
不備から起きる未入庫を減らすことも目的にある。
そのためにも、繰り返すようだが未入庫の理由をしっかりと把握することだ。
ここが良い加減であればあるほど、促進活動の改善も甘いものになってしまう。
よくあることとして、
・アプローチの遅れ
・結果確認の遅れ
などが多い。
アプローチ遅れは、半年前とか3か月前に営業マンが代替の意思を確認し、
その後に車検促進DMを発送するといった、営業と連携をとっている会社にありがちなことだ。
こうした管理の責任者は、基本的に「フロント」にある。
先ずここをしっかりと、確認しておくことだ。
営業マンの活動だからと言って、営業責任者とかに責任を持たせてはならない。
あくまでもフロントが管理責任を持つことが大事なことだ。
で、営業マン一人一人に活動したか、その結果はどうか、を毎日確認する。
不在でしたとか、電話したが連絡とれないといった報告があるが、
これを「ハイそうですか」で、終わらせていては、未入庫に繋がりかねない。
この場合、ご苦労様でした。で、次回は何時どの方法で活動しますか?
と、次回活動内容を決めさせることだ。これによって、初めて確認管理ができたことになる。
結果確認も基本的には、同じことだ。
予約獲れたとか、返事待ち、などといったことに対して、結果を待っているのではなく、
フロントから、お客さまにコールして、確認をするぐらいのことをしないとならない。
詰めが甘く、結果他社車検になるのだから、確認と言う詰めを確実に
行うのもフロントが行うことだ。
一台の車検脱落が、50万円以上の付加価値を逃すことになるのだから、
一台一台真剣に取り組み、結果を必ず出すことだ。
問い合わせ先 株式会社ティオ