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適正レバレート-2:レバレートの求め方は二つ

2010年11月02日 | 経営・オピニオン全般

おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、適正レバレートー2:レバレートの求め方は二つ、です。

レバレートを求める方法は、日整連の資料を見ると二つある。
整備売上をまとめて求める「簡易式」と、工賃売上だけで求める「標準式」だ。

簡易式は、工賃売上、部品売上、外注売上の合計である「整備売上」を対象として求めるので、計算は楽である。
一方、標準式は「工賃売上」だけを対象とするので、その分売上や経費の仕分けなどの手間がかかり少々面倒である。

私は、レバレートは「工賃請求」に使われるものだから「工賃売上」を対象とすることが本質だ、と思うので「標準式」を推奨する。
簡易式でも求めることはできるが、いざとなったときには、理論的でないとなり、後々面倒なことになりかねない。

両方とも計算の元になる対象が違うが、計算式は同じだ。
 1.整備総原価    =整備売上原価+整備関係一般管理費
 2.理論稼働時間  =整備売上高÷前年基準レバレート
 3.レバレート原価 =「1」÷「2」
 4.利益率実績      =(整備売上高ー「1」)÷整備売上高
 5.計画利益率      =「4」の利益率から計画値を決める
 6.補正係数    =(メカニック賃金アップ率+その他賃金アップ率+物価上昇率)÷3
 7.目標レバレート  =「3」×(1+「5」)×(1+「6」)

「1」の整備売上原価が標準方式では「工賃原価」に変わり、「2」の整備売上高が「工賃売上高」に変わる。

単純にレバレートを求めるだけであれば、「簡易式」や「標準式」で十分だが私は、これでは不十分だと思う。
それは、経営方針や改善計画などの経営するための意思が注入されていないからだ。

これでは、経営の進歩発展は望めないし、人材育成にも繋がらない。
レバレートは、整備業経営が集約された存在である。つまり、これから経営するに必要な、
あらゆる改善であり方針を決めた結果がレバレートになるのだ。

では、どうのように求めるかは、4日に掲載する。


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