2016年7月17日
本年最も気になっていた山が実はアルプスや八ヶ岳ではなく、何故か信仰と伝説の山高妻山でした。
天気予報は曇であり登山に支障をきたすほどの雨は降らないだろうとの判断の元、展望がいまひとつであることを承知の上で、我慢できず高妻山へ遠征しました。
しかし、山行当日は徐々に天候が悪化して残念ながら雨のなかの山行になってしました。
さらに追い打ちをかけるかのように山頂が近付くにつれて大量の小虫が飛び交い、目、鼻、口と隙あらば穴を目がけて飛び込もうとしてきました。
このような環境下では急登を必死で登りきって高妻山に登頂しても呑気に長居することはできず、まるで流れ作業のようにすぐに下山というかたちになりました。
ようやく雨が止んだと思ったら弥勒尾根ではぐちゃぐちゃの地面という最悪なコンディションに苦しめられながらの下りになりました。
5:35 戸隠キャンプ場バス停
5:40 戸隠キャンプ場
5:50 戸隠牧場入口
6:10 弥勒尾根コース分岐
7:05 帯岩
7:30 一不動 7:35
8:25 五地蔵山
8:55 八観音
9:55 高妻山 10:00
10:45 八観音
11:15 六弥勒 11:25
12:40 弥勒尾根コース分岐
12:55 戸隠牧場入口
13:05 戸隠キャンプ場バス停
所要時間:7時間30分
■天候:雨のち曇
■コース状況
戸隠キャンプ場~一不動
戸隠牧場に入って牧柵沿いに歩いて行くと登山口があります。
樹林帯の緩やかな沢歩きコースです。
後半鎖場が出てくるが、足場はわりとしっかりしていて安全です。
一不動~五地蔵山
稜線を北に登っていくが、ルートはほぼ一本道で緩やかな登山道なので比較的安心して歩けると思います。
五地蔵山は天候さえよければ展望が利くものと思われます。
五地蔵山~高妻山
九勢至までは軽いアップダウンが続きます。
九勢至からは最大のポイントと言える300mの急登。
当日は雨が降り、小虫も煩かったので余計厄介に感じました。
高妻山~六弥勒
登りと逆に狭い一本道の登山道の下りなので登ってくるハイカーさんとのすれ違いに注意したいです。
六弥勒~戸隠キャンプ場
樹林帯の中に切り開かれた弥勒新道は好天候時では心配の要らない明瞭安全ルートですが、あまり変化はありません。
2:00 am自宅発、吉井ICより上信越自動車道で高速走行、途中長野県内の東部湯の丸SAに立ち寄ります。
NHK大河ドラマ真田丸の信州とあって、真田信繁(幸村)が飾られています。
SA内の食堂で山菜きのこ蕎麦を頂きます。
長野ICで下りて、下道走行で標高を上げ、登山者用駐車場に到着。
駐車場反対側にあるトイレを利用させて頂き、コンディションを整えてから出発します。
本日は曇り空だが、世間は3連休の中日ということもあってか多くのテントが目立ちます。
戸隠牧場手前には建物と奥に蟻ノ塔渡で有名な戸隠山。
戸隠牧場に進入します。
牧場内では馬がいます。
再び岩稜の戸隠山。
砂利道を登山口に向かって歩いていきます。
弥勒新道との分岐。
直進方向は弥勒新道方面だが、左折して一不動コースで登り、下山は新道の弥勒尾根で下ってここに戻ってきたいと思います。
策を通過して樹林帯の中を登っていきます。
沢沿いのコースであるため、沢音を聞きながらの緩い登りです。
梅雨時だからなのか沢沿いのコースだからなのか地面は濡れています。
沢歩きを繰り返していくと小滝が現れたので撮影。
滑滝の鎖場は足場がしっかりしているので安心して登れます。
歩いて行くと暑くなり半袖1枚体制になります。
すると突然雨が降り出してきてレインウェアを着ます。
鎖場を慎重に渡っていきます。
一時的に雨が止み、急激に暑くなったのでレインを脱いだら再び雨が降ってきてレインを着て、ついにはザックカバーを使ったりと何かのネタでもやっているかの如く忙しく着脱を繰り返します。
振り返って展望を撮影。
晴れていればもっと好展望なんでしょうね。
やがて一不動避難小屋に到着。
左に行くと戸隠山方面に向かうことができます。
避難小屋内部も確認してみます。
外に出て出発しようとすると登っている途中で先行させて頂いたご夫婦も登られてきました。
悪天候のなか同じコースで高妻山を目指すみたいで、高妻山下山時に3度目の再会をすることになりました。
高妻山まで150分のコースタイム。
かろうじて下界の戸隠牧場を捉えることができました。
稜線歩きに変わると高妻山方面へのアップダウンが見えてきます。
雨に濡れながら歩き続けます。
普段使用している3つの天気予報のうち2つが曇予報、1つが曇のち雨で降るのも夕方以降だったため、展望が期待できないことを承知で我慢できず地元埼玉から来たのですが、残念ながら悪い方に転がってしまいました。
五地蔵山に到達も、当然ながら視界不良。
地面のコンディションもよくありません。
悲惨な山行になっています。
歩き続けて八観音。
高妻山が近づくにつれてハイカーさんも増えてきますが、この悪天候では皆さん苦しんでいます。
ガスのなか高妻山へ至る急登が見えてきました。
背丈の高い笹藪のなかの登山道では小虫がとても煩いです。
立ち止まっていると目、鼻、口とこの悪天候でも容赦なく侵入しようとしてきます。
ここからいよいよ高妻山直下の急登箇所となります。
雨と小虫に苦しめられながら岩場を必死に登り上げていきます。
ガスのなかピークが見えるが、あれが十阿弥陀や高妻山山頂部だろうか。
最悪な環境下を歩きながらようやく十阿弥陀。
ここから下山するハイカーさんとのすれ違いに気を使いながら岩場を進んでいきます。
そして戸隠連峰最高峰高妻山(2353m)に登頂成功。
山頂部からさらに奥に進むと乙妻山に行くことができます。
抜群の展望は何も見えません。
相変わらず雨と小虫が酷いので数分の滞在に留め山頂を後にします。
下山では一不動への登り、一不動でお会いしたご夫婦など多くのハイカーさんが登ってきます。
途中から殆ど歩き通しだったので、一本道の狭い登山道では休憩を兼ねてのすれ違い。
急登区間を下りきり、九勢至、八観音と通過して登りでは気付かなかった七薬師。
弥勒尾根との合流地点である六弥勒。
下山は新道の弥勒尾根で下っていきます。
切り開かれた新道では雨が上がったのですが、地面がぐちゃぐちゃのコンディションで足を取られないように慎重に下っていきます。
下山方向に戸隠牧場が見えました。
弥勒尾根は一不動コースと違いあまり変化のないコースです。
登山口近くの沢水で手や顔を洗っていきます。
下り切って飯縄山方面を撮影。
高妻山以外の山にも登ってみたいです。
ようやく悲惨な山行も終わりが近づいてきました。
油断していると一時的ではありましたが、雨が降ってきました。
こんな悪天候でもキャンプ場は賑わっています。
贅沢カフェラテを贅沢に頂きます。
橋を渡って駐車場までなんとか無事帰着しました。
駐車場の写真撮るの忘れました。
戸隠神告げ温泉に向かって雨に濡れた身体をしっかりと温めました。
3連休の中日ということもあって車はほぼ満車でしたが、温泉はそこまで混んでいませんでした。
■その他
雨、小虫等に苦しみ悲惨な山行でしたが、無事帰ってくることができてよかったです。
長野県北部はこの高妻山を筆頭に以前から気になっていた山域であり、自宅からの高速料金を抑えられる長野ICからでもアクセスできることがわかったので、高妻山以外でも再訪したいと思います。
もう一つ雨飾山も気になっているのですが、あちらは自宅の埼玉県からはさらに遠いのでもう少し検討が必要です。
本年最も気になっていた山が実はアルプスや八ヶ岳ではなく、何故か信仰と伝説の山高妻山でした。
天気予報は曇であり登山に支障をきたすほどの雨は降らないだろうとの判断の元、展望がいまひとつであることを承知の上で、我慢できず高妻山へ遠征しました。
しかし、山行当日は徐々に天候が悪化して残念ながら雨のなかの山行になってしました。
さらに追い打ちをかけるかのように山頂が近付くにつれて大量の小虫が飛び交い、目、鼻、口と隙あらば穴を目がけて飛び込もうとしてきました。
このような環境下では急登を必死で登りきって高妻山に登頂しても呑気に長居することはできず、まるで流れ作業のようにすぐに下山というかたちになりました。
ようやく雨が止んだと思ったら弥勒尾根ではぐちゃぐちゃの地面という最悪なコンディションに苦しめられながらの下りになりました。
5:35 戸隠キャンプ場バス停
5:40 戸隠キャンプ場
5:50 戸隠牧場入口
6:10 弥勒尾根コース分岐
7:05 帯岩
7:30 一不動 7:35
8:25 五地蔵山
8:55 八観音
9:55 高妻山 10:00
10:45 八観音
11:15 六弥勒 11:25
12:40 弥勒尾根コース分岐
12:55 戸隠牧場入口
13:05 戸隠キャンプ場バス停
所要時間:7時間30分
■天候:雨のち曇
■コース状況
戸隠キャンプ場~一不動
戸隠牧場に入って牧柵沿いに歩いて行くと登山口があります。
樹林帯の緩やかな沢歩きコースです。
後半鎖場が出てくるが、足場はわりとしっかりしていて安全です。
一不動~五地蔵山
稜線を北に登っていくが、ルートはほぼ一本道で緩やかな登山道なので比較的安心して歩けると思います。
五地蔵山は天候さえよければ展望が利くものと思われます。
五地蔵山~高妻山
九勢至までは軽いアップダウンが続きます。
九勢至からは最大のポイントと言える300mの急登。
当日は雨が降り、小虫も煩かったので余計厄介に感じました。
高妻山~六弥勒
登りと逆に狭い一本道の登山道の下りなので登ってくるハイカーさんとのすれ違いに注意したいです。
六弥勒~戸隠キャンプ場
樹林帯の中に切り開かれた弥勒新道は好天候時では心配の要らない明瞭安全ルートですが、あまり変化はありません。
2:00 am自宅発、吉井ICより上信越自動車道で高速走行、途中長野県内の東部湯の丸SAに立ち寄ります。
NHK大河ドラマ真田丸の信州とあって、真田信繁(幸村)が飾られています。
SA内の食堂で山菜きのこ蕎麦を頂きます。
長野ICで下りて、下道走行で標高を上げ、登山者用駐車場に到着。
駐車場反対側にあるトイレを利用させて頂き、コンディションを整えてから出発します。
本日は曇り空だが、世間は3連休の中日ということもあってか多くのテントが目立ちます。
戸隠牧場手前には建物と奥に蟻ノ塔渡で有名な戸隠山。
戸隠牧場に進入します。
牧場内では馬がいます。
再び岩稜の戸隠山。
砂利道を登山口に向かって歩いていきます。
弥勒新道との分岐。
直進方向は弥勒新道方面だが、左折して一不動コースで登り、下山は新道の弥勒尾根で下ってここに戻ってきたいと思います。
策を通過して樹林帯の中を登っていきます。
沢沿いのコースであるため、沢音を聞きながらの緩い登りです。
梅雨時だからなのか沢沿いのコースだからなのか地面は濡れています。
沢歩きを繰り返していくと小滝が現れたので撮影。
滑滝の鎖場は足場がしっかりしているので安心して登れます。
歩いて行くと暑くなり半袖1枚体制になります。
すると突然雨が降り出してきてレインウェアを着ます。
鎖場を慎重に渡っていきます。
一時的に雨が止み、急激に暑くなったのでレインを脱いだら再び雨が降ってきてレインを着て、ついにはザックカバーを使ったりと何かのネタでもやっているかの如く忙しく着脱を繰り返します。
振り返って展望を撮影。
晴れていればもっと好展望なんでしょうね。
やがて一不動避難小屋に到着。
左に行くと戸隠山方面に向かうことができます。
避難小屋内部も確認してみます。
外に出て出発しようとすると登っている途中で先行させて頂いたご夫婦も登られてきました。
悪天候のなか同じコースで高妻山を目指すみたいで、高妻山下山時に3度目の再会をすることになりました。
高妻山まで150分のコースタイム。
かろうじて下界の戸隠牧場を捉えることができました。
稜線歩きに変わると高妻山方面へのアップダウンが見えてきます。
雨に濡れながら歩き続けます。
普段使用している3つの天気予報のうち2つが曇予報、1つが曇のち雨で降るのも夕方以降だったため、展望が期待できないことを承知で我慢できず地元埼玉から来たのですが、残念ながら悪い方に転がってしまいました。
五地蔵山に到達も、当然ながら視界不良。
地面のコンディションもよくありません。
悲惨な山行になっています。
歩き続けて八観音。
高妻山が近づくにつれてハイカーさんも増えてきますが、この悪天候では皆さん苦しんでいます。
ガスのなか高妻山へ至る急登が見えてきました。
背丈の高い笹藪のなかの登山道では小虫がとても煩いです。
立ち止まっていると目、鼻、口とこの悪天候でも容赦なく侵入しようとしてきます。
ここからいよいよ高妻山直下の急登箇所となります。
雨と小虫に苦しめられながら岩場を必死に登り上げていきます。
ガスのなかピークが見えるが、あれが十阿弥陀や高妻山山頂部だろうか。
最悪な環境下を歩きながらようやく十阿弥陀。
ここから下山するハイカーさんとのすれ違いに気を使いながら岩場を進んでいきます。
そして戸隠連峰最高峰高妻山(2353m)に登頂成功。
山頂部からさらに奥に進むと乙妻山に行くことができます。
抜群の展望は何も見えません。
相変わらず雨と小虫が酷いので数分の滞在に留め山頂を後にします。
下山では一不動への登り、一不動でお会いしたご夫婦など多くのハイカーさんが登ってきます。
途中から殆ど歩き通しだったので、一本道の狭い登山道では休憩を兼ねてのすれ違い。
急登区間を下りきり、九勢至、八観音と通過して登りでは気付かなかった七薬師。
弥勒尾根との合流地点である六弥勒。
下山は新道の弥勒尾根で下っていきます。
切り開かれた新道では雨が上がったのですが、地面がぐちゃぐちゃのコンディションで足を取られないように慎重に下っていきます。
下山方向に戸隠牧場が見えました。
弥勒尾根は一不動コースと違いあまり変化のないコースです。
登山口近くの沢水で手や顔を洗っていきます。
下り切って飯縄山方面を撮影。
高妻山以外の山にも登ってみたいです。
ようやく悲惨な山行も終わりが近づいてきました。
油断していると一時的ではありましたが、雨が降ってきました。
こんな悪天候でもキャンプ場は賑わっています。
贅沢カフェラテを贅沢に頂きます。
橋を渡って駐車場までなんとか無事帰着しました。
駐車場の写真撮るの忘れました。
戸隠神告げ温泉に向かって雨に濡れた身体をしっかりと温めました。
3連休の中日ということもあって車はほぼ満車でしたが、温泉はそこまで混んでいませんでした。
■その他
雨、小虫等に苦しみ悲惨な山行でしたが、無事帰ってくることができてよかったです。
長野県北部はこの高妻山を筆頭に以前から気になっていた山域であり、自宅からの高速料金を抑えられる長野ICからでもアクセスできることがわかったので、高妻山以外でも再訪したいと思います。
もう一つ雨飾山も気になっているのですが、あちらは自宅の埼玉県からはさらに遠いのでもう少し検討が必要です。