高島市新旭町新庄東町に門を構える天台真盛宗寺院「放光山・大善寺(だいぜんじ)」。近江高島郡三十三ヶ所観音霊場第24番札所。伝教大師作と伝えられる『大日如来(重要文化財)』を本尊とします。
沿革「延暦年間(782~806)、最澄の開基と伝える。最初熊野山の堂立山にあったものを寛平年間に東河原村に移す。延暦寺の飛地境内の一区で当時は七堂伽藍が備わっていたが、元亀2年(1571)の織田信長の焼打ちで衰退。天正6年(1578)織田信澄が大溝城下に大善寺の別院を建立。延宝年間の火災で諸堂什器すべて焼失したが、本尊は難をのがれた。」滋賀県百科事典より
御本尊である大日如来像が納められている本堂。重要文化財の指定の故か、外からでは中の様子を伺う事はできません。
こちらは観音堂でしょうか? 大善寺には、伝『恵心』作と伝えられる観音立像がある由。口碑によれば、旧弥勒寺の本尊であったが、堂塔が破壊し、安曇川の洪水の時に拾いあげ、大善寺に納めたと伝えられています。
鐘楼
境内山門近くに咲いていた釣鐘草。
純白の墨田の花火。
大善寺山門前の「新庄城址」案内の立て札。大善寺境内から東側の水田を囲む様に、新庄城の一部とされる土塁の遺構が残っているらしいのですが、正直・・どのあたりがそうなのか良く分かりませんでした😔。
参拝日:2016年6月14日
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