長浜市西浅井町塩津浜に鎮座される「塩津(しおつ)神社」。「式内社:鹽津神社」の論社とされ、御祭神は『塩土老翁神(しおつちおじのかみ)』。配祀『彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)・豊玉姫尊』。
由緒「当社創立の年代は詳かではないが、伝えるところに拠れば、上古この地「志波谷」に塩池あり。ささやかな池ながら、塩水間断なく湧出で、これを汲んで製塩の業を行うもの23戸あった。この人等その遠租・塩土老翁神を祀り、後又縁の神、彦火火出見尊、豊玉姫尊をも合わせ祀るに至ったと伝える。」
二の鳥居、玉垣前より神域を守護されるのは、おだやかな琵琶湖型の狛犬さん一対。
口角をわずかに上げて、ちょっとニヒルに笑う吽形さん。阿形さんはとびっきりの笑顔で、参拝者を出迎えてくれます。
入母屋造の拝殿、縁の上部に屋根のようなものが付けられていますが、これは何でしょう?。もしかしたら覆い屋の一種かも知れませんが、流石に覗き込むのもはばかられて謎のまま。
拝殿上の経巻き瓦には波に菊花紋
拝殿後方、一段高い石組みの拝所の奥には、県指定の文化財の一間社流造の本殿が鎮座されます。
賽銭口の隙間から拝見させて頂いた御本殿、向拝には阿吽の狐の彫刻があります。これは寛永年間に、伏見稲荷の分霊を勧請して稲荷神社と称していた、その名残と思われます。
本殿の前、注連縄の結界の中に置かれた「平安の石」。平安時代後期に塩津港の遺成に使われた石で・・港近くの脇を固めていたもので・・・説明が不鮮明で説明はここまで😅
境内左側に建立された鳥居は、境内社「琴平社」と「愛宕社」への参道のようです。が・・・見上げるように急な石段を登る元気は無く、鳥居前からの拝礼🙏🙏。
拝殿前の御神馬。腹掛けには「三ッ巴」の御神紋。
「慰霊塔」
参拝日:2016年6月15日
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