長浜市余呉町下余呉に鎮座される延喜式内社「乎彌(おみ)神社」。御祭神は『巨知人命(おみしるひとのみこと)・梨津臣命(なしとみのみこと)・海津見命(わたつみのみこと)』。
「人皇第10代の御代、余呉湖辺一帯を開拓した『巨知人命』を祖神として祀り、後には『梨津臣命』を別殿に奉祀したのが創建とされる。承応3年に『海津見命』を勧請。明治の末年迄当社鎮座の地域内に「村草神社、大名持神社、塞神社、八幡神社」が鎮座されていたが、政府の指示によって合祀された。」滋賀神社庁HPより
鳥居からまっすぐに伸びる参道の先、一段高い位置に鎮座される入母屋造の拝殿。
拝殿下の石段脇より神域を守護されるのは、大正9年生まれの京尾立タイプの狛犬さん一対。阿形さん・・大きな眼が飛び出ているように見えるのは、実際そうなのか、それとも角度の所為なのか😐
拝殿前の賽銭箱には「三羽鶴紋」。調べたところでは御神紋は「左三ッ巴」。何故、この「三羽鶴」が使われているのか理由は不明。
「帝王編年記」によれば、本殿に祀られる御祭神『巨知人(おみしるひと)・梨津臣(なしとみ)』は余呉湖の天女が生んだ兄弟とされています。まさかここで余呉の天女伝説がでてくるとは・・😲
広く張り出した屋根付きの覆い屋の下、一間社流造の本殿前より神域を守護されるのは京尾立タイプの狛犬さん一対。苦虫をかみつぶしたような吽形さんの背中と前足にしがみつく子狛の姿はなんとも可愛らしく、狛犬さんの豪快な顔との対比が不思議な笑みを誘います。
本殿覆屋の左右に鎮座される境内社。いずれも御社名は不明。
境内に聳える御神木「夫婦杉」。
参拝日:2016年6月15日
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