岐阜市蔵前に鎮座される「手力雄(たぢからお)神社」。御祭神は『天手力雄神(あめのたぢからおのみこと)』。通称「手力様」と称され、古来より近隣の方々の産土神として崇敬されています。
朱塗りの三の鳥居は道路の半分を占める大きさですが、じつはこの道路「手力雄神社」の参道で、私道😲。祭礼に使用しない時は市民に開放されているのです。しかも一の鳥居は、はるか大垣市の赤坂にあるそうです😲。
二の鳥居 は中山道と手力雄神社参道との境にあり、近くには「左 木曽路」と刻まれた道標が残されています。
境内入り口の靖国鳥居がさしずめ四の鳥居となるのでしょうか?それとも複数の鳥居が有る場合、拝殿に一番近い場所は、たんに「鳥居」なのでしょうか?
由緒に「貞観2年(860年)に鎮座したと伝えられる。弘治年間には斉藤氏の祈願所になる。慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いに際しては、当社を祈願所としていた織田氏が西軍についたため徳川家康の襲撃を受け、神体などごく一部を除き全焼した。」
元和年間(1615~1624)に本殿・拝殿などを再建。幣殿・拝殿は明治13年(1881)に再度造営。現在の社殿は2008年の造営です。
石灯籠と狛犬さんが交互に並ぶ参道、拝殿への左右には、四対の狛犬さんが神域を守護されています。しかも、どの狛犬さんも個性豊か、狛犬好きには嬉しい面々です。
鳥居のすぐ近くより神域を守護されるのは、明治30年(1897)9月建立の狛犬さん一対。精緻ではないですが、笑った顔がなんとも愛嬌たっぷり。
こちらは大正4年(1915)11月建立の浪花型狛犬さん一対。更にその先には、昭和15年建立の鈴しょうわ狛犬さんも居ました。
最後は明治27年(1894)8月建立の垂れ耳、獅子顔の狛犬さん一対。笑いかけているような顔立ちに、思わず釣られてニィ~~~😄・・心が和みます。
神社から程近い「手力尾橋」のレリーフは、神社の祭礼の様子を描いたもの。毎年4月第2土曜日に行われる春の大祭「火祭り」は、岐阜県重要無形民族文化財に指定されています。
参拝日:2012年5月14日
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