福井県北部の海岸線に約1kmにわたって連なる巨大な柱状節理。これだけ大規模な柱状節理は世界的にめずらしく、「柱状節理世界三大絶勝」の一つに数えられる「東尋坊」
また、地質学的にも貴重であることから、国の天然記念物&名勝に指定される「東尋坊」。
断崖絶壁&高所は、お子様向けのタワーでも足がすくむという筋金入り高所恐怖症の私ですが、それでもこれほどの名称を見ずに「福井県に行ってきた」なんて恥ずかしくて言えない!😅
覗き込んでみる柱状節理の断崖。何が嬉しいかって、この日がとっても良いお天気だったこと。汗ばむ好天に恵まれ、風もほとんどなく、海も空もきらきらとこの上なく穏やか。見よ!この勇姿😁
この美しい柱状節理、私が写したんだよと義姉に写メールを送ったら「〇ちゃん!!大丈夫?!」と、私の精神状態を気遣う返信が・・・なんでやねん!😫
私だってこれくらいの写真は、頑張ればモノにできるんです!・・・って、ご亭主殿、種明かしは止めてください!
東尋坊で一番高い絶壁はなんと25m。この場所なのか、他の場所なのか不明ですが、とにもかくにもここも十分に高所絶壁・・・スカートの裾をたくし上げて平地に向かう私。ひたすら足元だけを見てソロリ・・ソロリ😨
余裕の笑顔で生暖かく見守ってくれるご亭主殿・・《今夜の夕食・・絶対に!おかず一品減らしてやる!》by心の声😠
そんなこんなしていると、真下に「東尋坊観光遊覧船」が着岸。観光案内ではハチの巣岩とかライオン岩とか、海上からでしか見られない絶景ポイントが一杯らしいけど・・船酔いしたら後が困るので、ここはパス。
ところでこの「東尋坊」って、実はお坊さんの名前だって、今回初めて知りました。昔々のお話に登場する「東尋坊」という名のお坊さん。これがまた、周囲に乱暴の限りを尽くすとんでもない悪僧。ある時、恨みを買っていた恋敵に岸壁に呼び出され、おべんちゃらの一つでも言われたのか、勧められるままに酒を飲み、酔ったところを見計らって、崖から突き落とされてしまいました。ところが坊主殺せばの諺にもあるように、それから49日間、海は異様に荒れ狂い、恐れをなした人々はいつかこの地を、お坊さんの名を取り「東尋坊」と呼ぶようになったと・・。当のお坊さん、名前を残されて往生したのか、それとも49日後も変わらず荒れ狂ったのか・・特に後日談は無いようです😅
ラストは有名観光地のお約束。見知らぬ旅行者同士が互いのカメラを預けあっての記念写真。良い思い出になりました。
訪問日:2012年6月15日