千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

「HACHI/約束の犬」

2009-08-25 08:39:15 | 歌舞伎・映画・落語など
別サイトで読んでいただいた方ご免なさい
時折こちらでも記録させていただきます。

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渋谷駅の前で主人の帰りを待ち続けた忠犬ハチ公。
日本人であれば知らない人はないと思う。
超有名犬の物語がハリウッド映画になった。

映画を見るまでは一抹の不安もあったというのも幼い頃からの
胸の中に有るハチ公がアメリカ人の眼を通せばどのように変わるのか、
変わってしまうのかという点でした。

秋田県の田舎、お寺に生まれた?可愛い子犬がアメリカに向けて送られるところから映画は始まった。
片田舎の駅に着き運ばれる内に荷から外れ子犬は初めての土地に戸惑っていた。

旅行先から駅に着いた大学の教授(リチャード・ギア)との出会い。
飼い主が見つかるまで育てることにしたが名乗り出る人はなかった。
首輪につけられた木のメタルには「八」と書かれていたので名前はハチと名付けられた。
徐々にハチに夢中になる教授、そんな教授に信頼を寄せるハチ。

何時しか教授の送り迎えをするようになる。
いつもの駅で、いつもの花壇の前で、5時頃になると待っている。
しかしある日教授は帰ってこなかった。

ここから私の涙腺は緩みっぱなし、ポタポタとブラウスにまで
涙は伝った。
凄く良かった、リチャード・ギアは凄く良かった、ハチも可愛くて、
健気で凛々しく頼もしい。
見る前に感じていた懸念は見事に吹っ飛んでしまった。
優しく淡々と愛情豊かに物語が進んでいくのが嬉しかった。

もう1人注目した出演者がいた、ケリー・ヒロユキ・タガワ
リチャード・ギアの友人教授役で出演し渋い雰囲気が素敵でした。

直前に感じていた懸念は見事に払拭され感激さえして終わりました。
ほんと映画っていいですね。

シェイクスピア歌舞伎・十二夜

2009-07-22 07:12:37 | 歌舞伎・映画・落語など
前日ハリーポッターを見に行き今日は大阪松竹座に歌舞伎観劇と些か過激なスケジュールとなってしまった。
おまけに出がけ直前に宅急便が来て出遅れ焦りまくってタクシーを探しても
激しい雨でいずれも乗車中の表示しか来ない。
10時待ち合わせのところ30分も遅れてしまった。

お陰でお弁当も買えず会場に着いたとき木の音が鳴り目の前で扉が閉じられた。
係員の「3分お待ち下さい」の声に友人への申し訳なさ、入れない腹立ち、
などにイライラと待った。



7月2日船乗り込みの模様です。

今回の歌舞伎・十二夜はシェイクスピア作によるもので本来歌舞伎では、
演出家は主演役者等が携わるが蜷川幸雄演出の作品なのです。



チラシです。

ロンドン公演もこの春実現し大きな話題を呼んだそうです。
でも、でもですよ、違和感有り、大いに違和感のある喜劇でした。
歌舞伎はかくあるべきと私の頭の中は凝り固まっているのでしょうか、

翫雀さんの妙な台詞回し、衣装、時々使われる英語がいやでした。
そうゆう設定になっているのだから翫雀さんを変な目で見るのも、
気の毒ではありますが・・・です。

主演の菊之助さんは双子の役ですが男性、女性を演じ分け、
しかも女性が男性に化けるという言わば3役でしたから大変だったと思います。
若々しく溌剌とした舞台でした。

お父さんの菊五郎さんも出ておられ喜劇を楽しそうに演じておられました。
硬い役もいいですがコミカルな役も近頃よく見かけます。
いいですねぇさり気なく息子さんをサポートされている姿・・・

腰元役の亀治郎さんいいですねぇ、意地悪な役ですがその仕草が可愛く
小悪魔的な雰囲気に会場では笑いを誘っていました。
本人もその反応を楽しまれているように見受けます。

今回はチケットの購入方法が友人とは別だったため席は離れていた。
休憩時間には所在が分からず探し回ったり終了時にも混乱があったが
無事一緒に帰ることが出来ました。

今まで勘三郎友の会に入っていたが、完済歌舞伎を愛する会に乗り換えよう。
もうプチ追っかけ出来ないし、関西中心しか観劇できないし、
何より会費が安い・決~~めた。

3つの芸能で楽しむ

2009-06-27 20:26:49 | 歌舞伎・映画・落語など
面白い取り組みでした。
太極拳を終えて3時から京都造形芸術大学・春秋座へ急ぎました。
「お軽・勘平」仮名手本忠臣蔵の三段目を義太夫の語りで、歌舞伎舞踊で、
尾張万歳で演じるというユニークな舞台を田口先生の企画で実現したのです。

義太夫の語りは良かったですねぇ。
語りだけで風景が出てくる、情景が浮かんでくるのです。
それこそ青筋立てて語られ魂が籠もっているのでしょうか。

歌舞伎舞踊は坂東流の女子師範によって演じられました。
何時も歌舞伎と言えば男性が演じられますが今回は女性が演じられることで
些かの違和感を持ってしまいました。

花四天と呼ばれる捕り手・雑兵などの役者さんは歌舞伎で実際に演じておられる男性が演じられました。
牡丹や菊の花模様の着付けで、裾は短く両脇が割れているのですが、赤い鉢巻きと襷をし、手に花の枝か花篭を持っています。
宙返りや立ち回りなど声を揃えて勇ましい役者さんですから女性では無理だったのかなぁ。

最後は尾張万歳です、始めてみました。
ちょっとエッチなところもありますが面白かったです。
五人が鼓や三味線で面白可笑しく語られるのですが農家のおっちゃんみたいな
庶民的なグループでしたが無形民俗文化財保持者で・・・失礼しました。

役者さんは若いグループでしたが「伴内」を演じられた方は一人光って見えました。
三枚目で狂言回しの役ですが生き生きとはまっておられます。。

三組が同じ場面を演じられるわけですが退屈はしませんでした。
それぞれ特長があり「そうなるのね」と興味津々でしたね。
大学だから出来るのでしょうか、この様な試みは又見てみたいものです。
充実した時間が持てました。

歌舞伎の世界・合邦の玉手御前

2009-06-26 21:08:18 | 歌舞伎・映画・落語など
朝5時に起きているのに何やかや雑用をしている内に9時半になっていた。
えらいこっちゃ、今日は歌舞伎講座のある日やんか。
慌てて準備をしてすっ飛んでいった。
教室に着いたとき既に時授業は始まっていました。
一番後ろの席に座りテキストを目で探しても有りません?
程なく掛かりの方がプリントを持ってきてくれました。
どうやら準備が遅れていたようです。

今日のテーマは摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)です。
継母が息子への邪恋と見せかけてお家の騒動を救うというややこしい
物語です。
そのヒロインは玉手御前と言いますが識者の中でもその解釈はいろいろです。
真実の恋という説、邪恋ですよという説、演じる俳優さんのなかでも
解釈の違いが有るそうです。



作者の思いは何だったのでしょうか。
それにしても教室が寒すぎる、軽装過ぎた私がうかつだったのか
ガンガン冷える教室にハンカチで首筋を覆い堪えた。
他の方は準備宜しく長袖を用意しておられる。
玉手御前も気になるが冷風が頭を冷やしさしもの私も気の散ること。

ビデオでは玉手御前に先頃亡くなられた歌右衛門が父親合邦には簑助という懐かしい顔ぶれだった。
この出し物は何度か劇場で見ているが詳しく解説していただいた今再度見直してみたい作品です。
終了後温かいコーヒーでやっと人心地つきました。
一言寒いと言えば良かったけど何時も暑いと連発していますから言いそびれました。

歌舞伎・小笠原騒動

2009-05-08 21:45:39 | 歌舞伎・映画・落語など
久しぶりに歌舞伎鑑賞です。
南座5月興行・通し狂言小笠原騒動です。
通しで演じられますからすじが分かりやすく初心者にも楽しめます。
その所為か旅行生でしょうか高校生が団体で鑑賞していました。
今回は若手が中心で出演していますから若者にも馴染みやすいのでしょうか。



3階席に初めて入りましたが矢張り舞台からは遠く顔がよく見えません。
1階は席が有りませんでしたのでやむなくこの席になったのですが、
見えなくて良いところまで見えてしまうのはちょっと残念です。

勘太郎さん七之助さんともグンと成長が見て取れ良かったですよ。
特に勘太郎さんは婚約も整い張り切っておられるのでしょう。
溌剌としておられるように見受けられました。



3階2等席から舞台を望む、幕間の間に写しました。

森乃福郎独演会

2009-05-07 10:38:21 | 歌舞伎・映画・落語など
もう8回目なんやね、森乃福郎独演会がアバンティ9階ホールで開催されました。
12時にOさんと待ち合わせ地下の食堂街でごまだれのつけ麺を食べました。
これが美味しかったですねぇ。
麺がツルンとしていてごまだれのからみ具合が良く喉越し抜群です。
しかも量が多く若者でも満足できる一品でした。
私自身には多すぎてとても完食できる量では有りませんでした。

1時頃9階に上がり並びましたが何と先頭でしたね。
前から3列目ほぼ中央の席を確保ゆったりと楽しむことが出来ました。

出し物はまずお弟子さんの森乃石松君で「ちりとてちん」
知ったかぶりの男を豆腐の腐ったものに梅干しやぞうきんの絞り汁を混ぜ、
木箱に詰め「ちりとてちん」と言う珍味やけどと進めると、
知ったかぶり男は名前だけ知っているけど食べてみたかったと言い、
目を白黒させながら腐った豆腐を食べる。
凄く面白く聞かせて貰いました、随分上手になってこられたのが嬉しいですね。

次が桂まめださん桂文福師匠のお弟子さんで新作落語会「もぎた亭」で
石松君と組んで前説を何度か聞いたことが有りますが落語は初めてです。
舞台で身の置き所がないようなソワソワと落ち着きのない様子が笑いを誘い
独特の持ち味を醸し出してる不思議な噺家さんです。

中入り前はいよいよ福郎さんの登場です。
何時も独演会を開かれるとき雨がつきまといます。
今日も通り雨がふっていました・・・何でかなぁ。

出し物は「盗人の災難」で首尾良く千両をせしめ山に逃げ込んだ盗人ですが、
半年前から3人の仲間を奉公人として偲ばせたり準備だけで千百両使った、
と言うとんまと言うか悠長な盗人が山中でまんまと千両巻き上げられる噺。
鬼平犯科帳を全巻読んだ経験がありますがその中で周到に準備される盗人の
正統はを思い出しました。
盗みはすれど非道はせず・・・のトンマ編みたいで面白かった。

中入り後いつもは陰で三味線を弾かれている内海英華さんの都々逸です。
良かったですねぇ、粋で凛とした感じで凄く好きでした。
何時も足洗の場でお見かけししていましたが少しほっそりされたのでしょうか。
女っぷりが上がって見えましたよ。

最後は天王寺詣り初めて聞く話しでした。
事前に天王寺に行かれ話に出てくる境内の様子は大分変っていたそうです。
館内は大入り満員で場内は笑いでいっぱい楽しい落語会でした。



終了後お隣のホテル京阪でパーティーがバイキング形式でありました。

 

   福郎さん。         石松さん

 

  まめださん。      営業に出られた内海さんを紹介する女性と石松さん



福郎さんと3ショットで石松さんに写して貰いました。
楽しかったです、有り難うございました。

感動の3日間

2009-03-30 08:27:11 | 歌舞伎・映画・落語など
28日から3日間~希代の上方役者が遺したメッセージ~と題した、
先代である13代片岡仁左衛門丈の88才からの記録を見ることが出来ました。
90才で亡くなられるまで神仏、先祖を敬い、家族を愛し、歌舞伎が心底好き、
生涯を貫いた人だったようです。

全ての演目が台詞から音曲に至るまで全て頭に入っている。
正に驚異ですが役者さんのお家芸で演じ方の違いまでなぞることが出来ます。
関西の歌舞伎を担う若い役者さんの勉強会「若鮎の会」の指導にも力を注いで居られました。

「主役をやれてこそ周りが見えてくる、何時も後ろで控えていては分からない」
「重要な役をこなした後控えの演技が見違えるものになる」
なるほどと思う、端役しかやったことのない人であればとても全体に気を配る配慮は生まれない、これはどの世界でも言えることかもしれない。

88才で視力はほとんど失い歩く力も萎えた身体で舞台上では素晴らしい演技力を発揮される。
周囲には気遣う家族とお弟子さん達が居られ歳と共に手を添える人が増えていく。
介添え役として我当さん秀太郎さんなど息子さんが常にそばに居られました。

私も何度か舞台を拝見したことがあり晩年の舞台で俊寛を演じられたとき
高い岩に登り去りゆき仲間を見送るシーンで黒子さんがそばに付き支えられるところや花道を1人歩かれる姿を見ました。
その時は気づきませんでしたが道筋に赤いランプが灯されていたのです。
にもかかわらず1度落ちられたそうです。

最後まで凛とした姿勢を崩さず歌舞伎役者を貫いた仁左衛門さんに感動した3日間でした。

刺青奇偶(いれずみちょうはん)

2009-03-18 18:04:55 | 歌舞伎・映画・落語など
シネマ歌舞伎を見に行った。
中村勘三郎さんの主演作品です、あと1週間ほど上映されるが何と観客は数えるほどしか居なかった。
今日は女性1000円の日やし他の映画を見る人が多いのかもしれない。
サービスデーにかかわらず入場料はシルバー割引無しの2000円やからか。



あらすじ
ばくち打ちの半太郎(中村勘三郎)は、やくざから追われ身をはかなんで海に身を投げた不幸な酌婦のお仲(坂東玉三郎)を偶然助けた。
二人は夫婦となり博打が止められない半太郎のため暮らしは良くならない、何時しかお仲は病に冒され、死期を迎えようとしていた。最期にお仲に幸せな思いをさせてやろうと、お仲との約束を破り賭場の親分・鮫の政五郎(片岡仁左衛門)と大勝負に出る決意をする。

例によって私の涙腺は破れっぱなし、めがねが邪魔になるほど流れる。
勘三郎さんの涙でクシャクシャの顔を見ると余計涙が溢れてくる。

凄く良かった、満足して映画館を出ると途端にお腹がグ~~っと鳴った。
朝からお粥さんしか食べてない。

そこで高島屋の中華料理店で帆立粥を食べた。
帆立が5,6個ゴロゴロと入っているが勿体ないけどお粥だけ食べた。
味は帆立の出汁が良く浸みて凄く美味しかった。
支払いの時「何か不都合がありましたか?」とウエイトレスさんが聞いてきた。
「ゴメンね、今お粥さんしか食べられへんねや、凄く美味しかったし、
食べても良くなったらもう一回来て全部よばれますわ」と言い訳した。

夜は梅干しを1個入れてトロトロと炊き込みこれも又美味しいお粥となりました。
これで2日クリアしましたよ、胃はすごく楽です。
正し未だ体重計は動きません

一谷嫩軍記

2008-12-28 09:30:04 | 歌舞伎・映画・落語など
今年最後の歌舞伎講座は一谷嫩軍記・熊谷陣屋です。
今まで何度見たことでしょう数え切れないでしょうね。
好きな演目の1つです。
「一枝を伐らば一指を剪るべし」陣屋内の見事な桜を見て義経が立てた高札です。
物語の中で大事に潜む伏線なのです。



熊谷直実が主君義経に平敦盛の首実検として差し出したのは敦盛の首ではなく我が子・小次郎のものでした。
敦盛が後白河院と藤の方の間にできた子であり皇統を引く敦盛を死なせてはならないと考えた源義経は、熊谷に制札を与え密命を与えたのです。
庭の高札は「法皇の一子(枝)敦盛」を切る代わりに「直実の一子(指)小次郎」を切れという謎掛けだったのです
直実(片岡仁左右衛門)義経(尾上菊五郎)です。



我が子敦盛と思い嘆き悲しむ藤の方を高札で押しとどめる直実、我が子の首ではなかった驚きと安堵、それに変わって示された首が我が子で有ることを見た直美の妻相模の仰天し嘆き悲しむ様を悲しみを隠して押しとどめる直実。
写真の藤の方は中村時蔵です。

高札の持ち方から直実と相模が仏門に入り去っていく場面は団十郎型と芝翫型があり高札を上下逆に持ち、団十郎型直実1人が花道を去り、芝翫型は夫婦揃って花道を去る。
今まで気付きませんでしたが両方見た覚えがあります。
何気なく見過ごしているのですね。
そんなこだわりをこれからは感じて鑑賞したいものです。

繁昌亭で落語三昧

2008-12-08 21:36:33 | 歌舞伎・映画・落語など
3時に友人と高島屋で待ち合わせ阪急で大阪へ谷町線に乗り換え一駅で降りる。
4-B出口を出ると天神橋筋で見慣れた通りに出る。

見慣れた商店街ながらB出口ではなかったらしく思うところに繁昌亭がなかった。
慌てて道を聞けば一筋超えたところから出たらしい。
これやから大阪の町は嫌いやねん。
毎回間違えて今度こそと思いながら又性懲りもなく間違えてしまっている。

時間が早かったのでコーヒーで時間調整「少し早いけど何か食べとこか」
と話が纏まりセルフサービスの讃岐うどん屋さんに入った。
慣れないセルフでモタモタしながらぶっかけうどんをチョイス何と380円。
お昼が豪華版やったから晩ご飯で調整となった。



今回の繁昌亭の出し物は「森乃福郎独演会」ねんに1回京都と大阪で行われます。
福郎さんは「雨男」で毎回降る雨が今日はどうしたことか寒いけど降りませんね。どうしたことでしょうか。



ゲストとして笑福亭風喬さん、桂三若さんが来られ今回初めて福郎さんが三席です。
京都検定1級の試験を14日に控えて独演会の準備と重なり大変だったことと思いますが聞く度に上達(プロに対して失礼やね)される様が見て取れます。
特に「蔵丁稚」では歌舞伎仕立ての台詞があり前回聞いたときは多少聞きづらい(ゴメン)台詞が今回は何の違和感もなく聞けました。

凄く満足して帰ることが出来ましたが石松さんの出演(お弟子さん)が無く少し寂しかったですね。
14日京都検定頑張って下さい。
「私は来年挑戦するしね」って口走ってしまったのを少し反省しています。