千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

一谷嫩軍記

2008-12-28 09:30:04 | 歌舞伎・映画・落語など
今年最後の歌舞伎講座は一谷嫩軍記・熊谷陣屋です。
今まで何度見たことでしょう数え切れないでしょうね。
好きな演目の1つです。
「一枝を伐らば一指を剪るべし」陣屋内の見事な桜を見て義経が立てた高札です。
物語の中で大事に潜む伏線なのです。



熊谷直実が主君義経に平敦盛の首実検として差し出したのは敦盛の首ではなく我が子・小次郎のものでした。
敦盛が後白河院と藤の方の間にできた子であり皇統を引く敦盛を死なせてはならないと考えた源義経は、熊谷に制札を与え密命を与えたのです。
庭の高札は「法皇の一子(枝)敦盛」を切る代わりに「直実の一子(指)小次郎」を切れという謎掛けだったのです
直実(片岡仁左右衛門)義経(尾上菊五郎)です。



我が子敦盛と思い嘆き悲しむ藤の方を高札で押しとどめる直実、我が子の首ではなかった驚きと安堵、それに変わって示された首が我が子で有ることを見た直美の妻相模の仰天し嘆き悲しむ様を悲しみを隠して押しとどめる直実。
写真の藤の方は中村時蔵です。

高札の持ち方から直実と相模が仏門に入り去っていく場面は団十郎型と芝翫型があり高札を上下逆に持ち、団十郎型直実1人が花道を去り、芝翫型は夫婦揃って花道を去る。
今まで気付きませんでしたが両方見た覚えがあります。
何気なく見過ごしているのですね。
そんなこだわりをこれからは感じて鑑賞したいものです。

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