千鶴おばさんのダイエット&日々の徒然日記 (過去の太極拳)

メタボ検診で黄信号「痩せなさい」先生より命令が出ました
幾多のダイエット繰り返してもままならないこの体何とかしなきゃ

お能・老松 野守

2014-01-27 10:58:30 | 歌舞伎・映画・落語など
初めに馬場あき子氏の「官公の梅」と題したお話があり・・・東京都出身の歌人、文芸 評論家。短歌結社「かりん」主宰。日本芸術院会員。朝日歌壇選者。古典や能に対する 造詣が深い・・・
よどみなく分かりやすいお話であった。

解説をしていただいた老松は菅原道真に由来する物語で「こち吹かば匂い起こせよ梅の花主なしとて春なわすれそ」花守の老人が松梅の目出度さを語り後半老松の精としてあらわれ歌に詠まれた梅は主を追って筑紫へ飛び松もその後を追う、追松の伝説を語る。

仕舞は造形大学で何度か講義を受けた片山九郎衛門氏やお能に目覚めさせていただいた杉浦豊彦氏などが出られ興味深く見せていただいた。



続いて「野守」山伏が大峰山ひ向かう途中春日の里で野守の翁に会うと大きな鏡を持ち影を映す鏡であるという、野守の鏡とは鬼神が持つもので昼は人としてこの森を守り夜は鬼となってこの塚に住む、
閻魔さんと同じような鏡で人の生前がすべて映し出されるって・・・恐ろしい。


でも展開が早く前半の翁・後半の鬼神の所作の違いなど興味深く見ることが出来ました。
画像は鬼神の恐ろしげな姿手には大きな鏡を持っている。

世阿弥生誕650年記念・京都観世会館月例の会

2014-01-13 10:33:26 | 歌舞伎・映画・落語など
もう30年も前スイミング教室で得難い友人が出来ました。
癌を克服し入院中感じたことがあったのでしょう健康を取り戻してから、洋画家としての道を捨て看護ヘルパーとして頑張っていました。そのころから会うのがたまになり電話と年賀状のやり取りのみになってしまっていました。

久しぶりに「ランチでもどう」と誘いを受けましたが「お能を見に行く予定やし」また後日に会おうね、電話を切ってすぐ「連れてって、お能って見たことないし体験してみるわ」

10時半に大鳥居で待ち合わせをして、先に券買っとこっと観世会館に行くとえらいことになっていました。
見たことのない長蛇の列、座席指定を受ける列と聞き即最後尾に補助席の出る盛況でした。
携帯で事情を話、道順を説明、誘導して会うことが出来ました。



今日の演目は 「翁」 「右近」狂言が「末広がり」 「西行桜」 「岩船」お正月らしいラインナップでした。
友人は翁を見終わり「よかったわ~内容はよく分からへんけど感激したわ」
何やらのめりこみそうな雰囲気に「しめしめ」とうれしくなり、ひょっとしてこんな辛気臭いの嫌やわと言われないかとの心配は杞憂となりました。

終わって喫茶店でお茶しながら「内面を演じてはるんやね」すばらしいわ。
お能ファン一丁上がりと相成りました。

今朝「次の公演も行きたいし」と連絡があり一夜明けても熱は冷めないようです。めでたやな