塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り 覆麺でルーミート

2010-03-27 16:31:37 | 麺処_2010
 築地を後に麺処のレポを某所でアップし、東京ビッグサイトへ
GO。午前中から午後にかけて仕事をこなし、終了と同時に神田神
保町を目指す。
 そう、本日は「覆麺」のデスマッチの日、今回提供される食材は、
なんと“カンガルー”。おいおい、そんなもの食べていいのかー?
ちょっと調べてみると、本場オーストラリアでは数年前まで年間約
700万頭が商業用に狩猟されている。その肉は“ルーミート”とい
う呼称で、オーストラリア国内はもとより世界55ヶ国へ輸出され
ている。ステーキやバーベキュー、ソーセージ、ケバブなどで調理
され食されている。もちろん、アボリジニの伝統的な食料である。
 まあ、そんなわけで、少しの知識を詰め込んで暖簾をくぐる。
 厨房からは一条安雪家元、いや本日は覆面を被っておられた。そ
の仮面の中で満面の笑顔がこぼれているようだ。その顔は、ズバリ
自信に満ち溢れている。これは期待できそう。
 器の中はレタスが添えられただけなのに、なぜが豪勢に見える。
ソテーされたカンガルーの肉も牛肉のレベルを少し落としたクオリ
ーティ感が漂うノスタルジックな味だ。そう小学生の時に学校の給
食で出されたような懐かしい味が、舌で転がしている時に感じられ
た。これは、これで旨い一杯だった。ご馳走様。
SP告知

Weekendの麺処巡り やじ満でラスト牡蛎

2010-03-27 07:23:00 | 麺処_2010
 3月の最週末の本日は忙しい。早朝より自宅を飛び出して築地市
場を目指す。場内「やじ満」の冬の風物詩麺「牡蛎拉麺」の食べ納
めのため暖簾をくぐる。これを逃すと10月まで味わえないので、
ジックリと時間をかけて味わうこととする。
 頂いている最中は写真を撮るのが面倒だが、今回は当分お目にか
かれない一杯だけに、途中、箸を置き間撮と相成った。厨房の皆さ
ん、マナーが悪くてごめんなさい。
 シーズンの終わりに近づくと、幾分小振りとなった広島産の牡蛎
を口いっぱいに頬張ると、海の滋味があふれ出してくると、思わず、
これだ、これだ、これなんだと囁いていた。牡蛎の醍醐味とは、こ
ういうものだ。もう、大いに満足。ご馳走様。
 さあ、次は4月に入ったら春からの名物麺「浅利拉麺」を頂きに
伺うゾー。
広島産の牡蠣

ミュージアム巡り 貨幣博物館 枝銭

2010-03-27 03:24:00 | ミュージアム巡り
 貨幣の鋳造方法は、鋳型に銅を流し込み温度が下がった段階で鋳
型から取り出すのである。鋳型には湯口から伸びる鋳棹がついてお
り、その先に貨幣が鋳造されている。その形が木の枝に似ているの
で「枝銭」と呼ばれている。プラモデルのパーツを彷彿させられる。
 鋳造後は鋳棹から切り離し、外側が丸形、内側は四角穴の方孔が
一般的で、外側に着いているバリをきれいに取り去ると完成する。
内側の四角い穴はバリを効率よく取るために、複数個を四角い棒に
通し回転しないよう固定して行うことが出来、これにより研削作業
が均一化出来たことが伺える。また、この穴に貨幣をひもで通した
「銭差し」としても使用された。
 しかし、この鋳造方法であると偽金を造ることも容易で、当時か
ら私銭を造ったものは死刑という思い刑罰が定められている。
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