塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

ミュージアム巡り 貨幣博物館 天正長大判

2010-03-23 06:19:45 | ミュージアム巡り
 現存する世界最大の金貨があった。「天正長大判」で天正大判
(菱大判、大仏大判)の中で一番でかいタイプのもの。長径17
cm、短径10cmの長大判は、推定量164.9g、金含有量75.7%
だという。天下を統一した豊臣秀吉が彫金師の後藤家に命じて天
正16年(1588)に造られている。
 では、そのお値段の方を紐解いてみると、金1g3,400円とし
て560,660円だ。ただし、この大判は当時、市井に流通するこ
とはなく、家臣への恩賞として使用されたため、その付加価値は
高く、中でも製造枚数の少ない天正菱大判になると程度の良いも
ので1億円をくだらないといわれている。
 天正大判は天正16年(1588)から慶長13年(1608)まで
約135,00枚鋳造されている。
砂金十両  一遍聖絵