塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

Weekendの麺処巡り きみはんで中華そば_塩

2010-03-21 13:00:34 | 麺処_2010
 「きみはん」、なんとも京都言葉のようで、名前だけで引きつけ
られる麺処が、3月13日、根岸にオープンした。場所は以前、「ら
あ麺 BUZZ」のあったところを、ほぼ居抜きのようである。正式店
名が「江戸前煮干中華そば きみはん」が入ってこられた。小宮一哲
氏が率いる「TETSU」グループの新ブランド店だという。
 グランドオープンから数日間は、開店記念サービスがあったよう
で行列も伸びたと伺った。グランドオープン9日後の本日は開店時
には、それでも20名ほどの並びとなった。私の後ろには、栃木か
ら休みを利用して麺処巡りをされているお二人と麺談義を繰り広げ、
待ち時間もあっと言う間に過ぎた。またどこかでお会いした時は、
よろしくです。
 江戸前煮干し中華そば680円には塩と醤油があり、塩味と煮干し
カレー280円のチケットを買ってカウンターへ。
 なんでも、本場・青森の煮干しは苦味やえぐみが強烈な味に対し、
こちらは煮干しの下処理を施されてダシを摂られているために“江
戸前”とつけられているとのこと。
 熱々のスープを口に含むと、まろやかな煮干しの香りが立ち上り
優しい薄味の旨味が伝わってくる。村上朝日製麺の特注麺はしなや
かでコシがあり喉ごしも良い。煮干しカレーも旨いなあ。

江戸前煮干中華そば きみはん
台東区根岸3-3-18
11:00~15:00、18:00~23:00 無休
煮干しカレー  きみはん  きみはん_2

ミュージアム巡り 貨幣博物館 和同開珎

2010-03-21 06:15:54 | ミュージアム巡り
 3月7日、朝からシトシト冷たい雨が降っていた。本日は北区の
街巡りを予定していたが、この雨では撮影もままならないので来週
末に回し、屋根のあるミュージアムへ足を向けた。
 そこは、中央区日本橋本石町1-3-1の日本銀行分館内にある「貨
幣博物館」。以前から伺いたいところだったので、見学するのが楽
しみである。9時半にゲートが開き、1階で入場チェック用用紙の
“都内”の項目に丸を付けて2階の展示コーナーへ。
 入って最初に登場するのは「和同開珎」(わどうかいちん・ほう)
の貨幣だ。この名称、小学生の社会の時間に暗記したものだ。
 和銅元年(708)、初めてお金が公的に鋳造されたのがこれ。
「続日本紀」に“元明天皇・慶雲5年(708)、武蔵国秩父で自然
銅が発見され、時の政府に献上されると年号を“和銅”と改め、銀
銭が、その後に銅銭が発行された。この銅銭=和同開珎は760年ま
で長く鋳造され、奈良時代を代表する貨幣だ。
 館内に用意されていた資料によると、続日本紀には銀銭・銅銭の
記載のみで、「和同開珎」の名称はどこにも見あたらないという。
また、鋳造開始時期や“ほう”“ちん”の読み方は江戸時代以降、
論議されている。さらに「古和同」「新和同」と年代の分かれる説
もありはっきりとしていないのが結論だとか。
和同開珎_2