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大安寺クラウドファンディング第2弾、宝物殿の増改修にご協力を!2023年3月20日(月)23時まで

2022年12月22日 | お知らせ
南都七大寺の一つに数えられ、日本最古の官立寺院である大安寺(奈良市大安寺2-18-1)が、昨年の「大安寺天平伽藍CG復元プロジェクト」に続き、第2弾のクラウドファンディング「宝物殿を増改修し、天平仏を次世代へ受け継ぐ」の募集を今日(12/22)から開始した!本件の募集サイトによると、

宝物殿を増改修し、天平仏を次世代へ受け継ぐ
日本最古の官立寺院であり、南都七大寺の一つに数えられる大安寺(だいあんじ)。奈良時代は国家筆頭寺院として壮麗なる大伽藍(だいがらん)を構えましたが、中世の度重なる災禍により、現在は全て消失し、地下の遺構に眠っています。

往時の大伽藍を現代に伝えるべく、昨年はクラウドファンディングで大きなご支援をいただき、CGにてかつての大伽藍を復元することができました。改めて感謝申し上げます。

大伽藍は消失しましたが、天平時代の仏様9体は奇跡的に今日に伝えられており、全て国の重要文化財に指定されています。そのうち7体を現在、宝物殿にてお祀りしておりますが、宝物殿の建立から60年が経ち、老朽化が進んでいる事や免震機能や調温調湿設備がない事等のため、次世代へ引き継ぐための早急な環境の整備が必要となりました。

今回の宝物殿の増改修工事には、総額2億円ほどの巨費が必要となります。補助金を除く1.5億円が当山の負担となり、今回再度クラウドファンディングに挑戦させていただく運びとなりました。

増改修工事が完了した宝物殿は、仏像の保全に適した環境になることに加え、天平伽藍CGを体験いただけるスペースを設ける等、ガイダンス機能を強化し大安寺の魅力を知っていただける施設にしたいと考えております。

再びのお願いで大変恐縮ですが、奈良時代より連綿と続く我が国の宝物を万全な状態で保全し、次世代へと受け継ぐために、どうか温かいご支援をよろしくお願いいたします。 大安寺


奈良国立博物館名誉館員の西山 厚さんも、こんな「応援メッセージ」を寄せておられる。

初めて天皇が建てた寺、百済大寺。それが巡り巡って大安寺になった。日本一の寺、大安寺。しかし、次第に衰えて、江戸時代には大安廃寺と呼ばれるようになってしまう。これほどまでの栄枯盛衰をたどった寺はほかにないだろう。

明治になって復興が始まると、他所で保管されていた奈良時代の仏像が大安寺に戻ってきた。そのうちの7体を収める讃仰殿(宝物殿)の改修工事が始まっている。苦労をなさった仏様にもっと心地いい環境を!これは応援したい!!


前回同様、今回もご支援・ご協力、よろしくお願いいたします!詳しくはこちらのサイトをご覧ください。



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