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陽紀屋(天理本通り商店街)の絶品!ふわトロお好み焼き/おいしい大衆食堂(9)

2020年01月06日 | グルメガイド
レトロな天理本通り商店街は、大好きな商店街である。全国的に商店街が廃れていくなかで、ここはよく頑張っているし、ノスタルジックなお店もご店主も多い。以前はここから「日之出食堂」「そば処 更科」「つるや」の3つの大衆食堂を紹介させていただいた。今日は「お好み焼 焼そば 陽紀屋(ようきや)」を紹介する。


この写真のみ1/4の撮影(他は1/5撮影)。入口が2つあり、向かって右はお持ち帰り専用

私は、みじん切りのキャベツにトロトロの山の芋を合わせた生地のお好み焼きが好きで、帰省するとよく「お好み焼き 寿寿(じゅじゅ)」(橋本市学文路)を訪ねていた。「こんな店が奈良にもあればなぁ」と思っていた矢先、お正月に出会ったのが天理本通り商店街の「陽紀屋」である。天理本通り商店街のシンボルと言うべき稲田酒造合名会社(稲天)のお隣り(天理駅寄り)にある。



以前から気になっていたが、訪ねたのは昨日(1月5日)が初めてである。それもそのはず、ここは営業日時が「土日祝日および天理教の行事日の11:00~16:00(ラストオーダーは15:30)」と極端に短いのである。「奈良グルメ図鑑」には、



天理本通り内、地元客も多く集まる老舗お好み焼き店。お好み焼きとモダン焼き、焼きそばとメニュー構成はシンプル。写真はミックスモダン、具は豚、海老、イカ、軽めのそばに卵。注文が通ると奥で店主が生地を作り、女将さんがテーブルの鉄板で手際よく焼いてくれる。ソース、マヨネーズの量は聞いてくれる。



1月5日に天理教教会本部の「お節会(せち)」でお雑煮の振る舞いをいただいたあとに訪ねると、お店はほぼ半分埋まっていた。それでも毎年おぢばがえり(天理教教会本部に参拝すること)のたびに遠方から訪ねるという常連さんは「今年はお客さんが少ないねぇ」。「え~っ、これで?」と驚いたが女将さんはすかさず「今年は団体さんが多いようで、ウチの店は素通りされるようです」。





私が注文したのはお好み焼きの「豚ミックス」900円(税込み)。普通なら「ミックス焼き」というところだろう。豚肉、イカ、エビが入っている。厨房を担当するのが大女将で、店内は女将さんが仕切る。目にもとまらぬ早業で、しかも的確なタイミングでお好み焼きを焼いていく。女将さんは元気で明るく接客される。陽紀屋という屋号は天理教のモットーである「陽気ぐらし」から来ていると思っていたが、この女将さんのことなのかも知れない。


ここまでが女将さんの神業。青海苔と花がつおは私がかけた

大阪・天満(天神橋筋商店街)のお好み焼き名店で、各テーブルにストップウォッチをセットして焼くというお店があるが、ここは女将さんのカン(勘)ピュータでそれをやってのけているのだ。



出来上がったお好み焼きは、「ふわトロ」の絶品だった。あーまた食べたくなった。皆さん、天理にお出かけの折は(営業日時をよく確かめてから)、ぜひ陽紀屋さんをお訪ねください!

おいしい大衆食堂(8)つるや(天理本通り商店街)
おいしい大衆食堂(7)そば処 更科(天理本通り商店街)
おいしい大衆食堂(6)日之出食堂(天理本通り商店街)
おいしい大衆食堂(5)丸三食堂(JR奈良駅前)
おいしい大衆食堂(4)中華料理・白鳳(大和西大寺駅南口)
おいしい大衆食堂(3)藪庵(JR奈良駅前)
おいしい大衆食堂(2)久家(ひさや 奈良女子大南)
おいしい大衆食堂(1)さかえ食堂(天理市田井庄町)

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