tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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あつた蓬莱軒(松坂屋店)のひつまぶし(名古屋めしⅣ)

2018年12月13日 | グルメガイド
出張のついでに名古屋でランチした(12/4)。「ひつまぶし」発祥の店といわれる「あつた蓬莱軒」の松坂屋店(松坂屋名古屋店内)にお邪魔したのだ。このところ「出張→鰻丼」というパターンが定着してきたようだ。あつた蓬莱軒は、Wikipediaにも項目が立っている。引用すると、


お店の前。ここに腰かけて並ぶ。すでに15人ほどが並んでいたが、20分ほどで入店できた


それもそのはず、店内はとても広いのだ(上の写真とこの写真は、お店のHPから拝借した)


ちゃんと食べ方を書いてくれてある

あつた蓬莱軒は、愛知県名古屋市にある料理店。ひつまぶしの老舗として知られる。正式商号は株式会社蓬莱軒。旧東海道の宿場町、宮宿の陣屋跡地に1873年(明治6年)創業。そのため本店は「陣屋本店」とも呼ばれる。2017年現在、本店を含めて名古屋市内に4店を擁する。


ひつまぶし3,600円+ご飯大200円+肝吸に変更250円+うまき950円=5,000円(税込み)

蓬莱の名は、昔熱田の地が蓬莱あるいは蓬莱島と呼ばれていた事にちなむ。当初は単なる料理店であったが、明治末期に現在のひつまぶしに相当する料理を出したところそれが客に好評を博し、以来ひつまぶしが看板料理となった。


美味しいものを、美味しく食べられる幸せ!

なお「ひつまぶし」は同店の登録商標である(昭和62年(1987年)11月20日登録・第1996631号)。「ひつまぶしの店」として有名になったため、客の多くがひつまぶし目当てに訪れるが、現在でもあくまで日本料理店としてのスタンスを崩しておらず、ひつまぶし以外の単品メニューや会席料理などのコースメニューも豊富である。


薬味を加えてダシ茶漬にするというアイデアが秀逸(ここはダシだが、煎茶のところもある)

当店における、ひつまぶしの起源
鰻丼の出前で、空の丼を下げる帰途に割ってしまう事が頻繁にあったという。頭を悩ました当時の店主・甚三郎(2代目)が、女中頭お梅の知恵を借りて、割れない木の器と数人分の鰻飯を入れたお櫃(ひつ)で出前するスタイルに切り替えた。ただ、御飯の上に鰻を載せていると鰻ばかり先にとって、下の御飯が残りやすくなってしまった。



今回はうまき(950円)も奮発した。これもうまい!

そのため、また店主と女中頭が工夫を凝らし、鰻を細かく刻んで、御飯と混ぜるように変えたら、好評を博した。そこで、出前だけでなく店内の会席料理としても提供し始めたのが、当店における ひつまぶしの起源である。

ひつまぶしの起源は初めて知った。お店のHPには「お茶漬にしたらと試してみたらこの味が好評で今に至っております」とさらりと書かれているが、この「お茶漬」という発想がすごい。なかなか関西人には思いつかないアイデアだ(ダシ茶漬の文化がない)。

「美味しいものを食べる」と「美味しくものを食べる」は違う、とは若林稔さんの卓見である。私は幸いにも、美味しいものを美味しく食べていて、これが最高のストレス解消法になっている。「名古屋めし」はわりと味付けの濃いものが多いが、たまにはいい。

あつた蓬莱軒、本店はいつも相当並ぶそうだが、松坂屋店は平日だったこともありスムーズに入店できた。名古屋へお出ましのおりは、ぜひお試しください!

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