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日本遺産2019 奈良県内からは「清酒発祥」など4件申請!

2019年01月25日 | 観光にまつわるエトセトラ
「日本遺産」をご存じだろうか。ユネスコの「世界遺産」とは違い、文化庁(文部科学省)が運営している。各地域の文化財を「ストーリー」として表現し、観光客誘致につなげることで「地域活性化」を図る、というものである。県教育委員会の報道発表資料には、

◆日本遺産について
地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産」に認定し、ストーリーを語るうえで不可欠な魅力ある有形・無形の文化財群を地域が主体となって総合的に整備・活用し、国内外に戦略的に発信することにより、地域の活性化を図っていくことを目的に、文化庁が平成27年から実施している事業。日本遺産審査委員会において審査が行われ、認定されれば文化芸術振興費補助金の交付による情報発信、人材育成、普及啓発、公開活用のための整備などに対する支援が受けられる。


文化庁は2020年までに100件認定するとしており、すでに67件が認定されているので、残り枠は「2年間で33件」ということになる。なお奈良県からはこれまでに以下の2件が認定されている。

平成27年(2015年)認定
日本国創成のとき~飛鳥を翔(かけ)た女性たち~
平成28年(2016年)認定
森に育まれ、森を育んだ人々の暮らしとこころ~美林連なる造林発祥の地“吉野”


平成31年度の認定に向け、奈良県内から申請が出されたのは4件だった。県教育委員会の報道発表資料によると、

平成31年度「日本遺産」認定申請について

文化庁が平成27年度から実施している「日本遺産」の平成31年度認定を目指して県内から4件が申請され、1月24日付けで奈良県経由で文化庁へ提出しました。

【申請案件】 <申請者(◎印は代表自治体)及びストーリーのタイトル> (申請順)

1.◎三郷町・大阪府柏原市
歴史と地すべりが創り出す壮観な風景と龍田古道~古代から現代まで苦悩に満ちた龍田越え~

2.茨城県筑西市・長野県大鹿村・静岡県浜松市・三重県津市・京都府笠置町・大阪府河内長野市・四條畷市・千早赤坂村・奈良県五條市・◎吉野町・天川村・上北山村・川上村・愛媛県松山市・福岡県八女市・熊本県八代市・菊池市
宮方(南朝)を支えた中世山城の遺構群と関連する文化財

3.◎奈良市・御所市・生駒市・吉野町
酒造り神秘の地「日本清酒発祥の地・奈良」

4.◎桜井市・天理市
歴史と今をつむぐ神の糸「三輪そうめん」~麺食文化のルーツは日本の源流との出会い~

※認定発表は平成31年5月頃予定


NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は、3.の酒造り神秘の地「日本清酒発祥の地・奈良」の申請に携わった。またPRとムード盛り上げのため、お酒のツアーのプランニングとガイドにも関わった。いろいろとここには書けないような苦労があったが、なんとか申請までたどり着くことができた。あとは文化庁からの結果待ち、ということになる。乞う、ご期待!

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