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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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なんでやねん!米の小売販売価格、17週連続で上昇

2025年05月09日 | 日々是雑感
米の値段が下がるどころか、今も上昇を続けている。ウチの近所のスーパーでも、「ブレンド米」「複数年産米」と表示された「備蓄米」は見かけるが、すべて5kgで4,000円超(税込み)だった。一度だけ大手量販店で、5kgで3,500円(税別)という米を見つけたが、よく見ると「アメリカ産米」とあったので、買わなかった。

あとで「ははーん、あれはトランプ大統領が『関税700%』(今はずっと低くなっているが)と主張していた輸入米だったのだな」と納得した。国内米価が高騰しているので、高い関税をかけても、この程度の値段で小売販売できるのである。

今年4月以降、米の需給や小売価格を掲載した新聞記事(計3紙)を切り抜いているが、それももう20枚以上になってきた。昨日(2025.5.8 付)の毎日新聞朝刊には(=トップ画像)、

コメ 17週連続上昇 5㌔4233円 備蓄米の流通遅れ
農林水産省は7日、4月21~27日に全国のスーパーで販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)が4233円だったと発表した。前年同期比で2145円高く、前週比で12円高かった。データの集計を始めた2022年3月以降の最高値を更新し、値上がりは17週連続となった。前回と前々回は前週比で3円増と値上がり幅が縮小傾向にあったが、今回は値上がり幅が再び拡大した。



農水省によると、販売数量が前年同期比で18%増加しており、割安な政府備蓄米を混ぜたとみられるブレンド米の流通は増えている。ただ、銘柄米の値上がりが響き、価格上昇にストップがかからなかった。

備蓄米を巡っては、政府は3月、2回の入札を行い、備蓄米計約21万トンを放出した。しかし4月13日までにスーパーなどの小売業者に届いたのは3018トン(1・4%)にとどまっている。2回の放出分の約94%に当たる約19万9000トンを全国農業協同組合連合会(JA全農)が落札した。

JA全農によると、4月中に卸売業者に落札した数量の約28%に当たる約5万5000トンを出荷したものの、備蓄米の流通が想定より遅れている。そのため農水省は今月2日、JA全農に迅速に供給を進めるよう求めた。

東北大大学院の冬木勝仁教授(農業市場学)は値上がりが続く理由について「備蓄米の流通量がまだ少なく効果が出ていない。銘柄米は今後も市場で下がる見込みがなく、店頭価格の高止まりは続く可能性がある」と分析している。【中津川甫】


このままだと、米が国家備蓄倉庫から、JA全農の倉庫に移動しただけではないのか。農水省はJA全農に供給を迅速に進めるよう求めたそうだが、遅々として進まないようだ。備蓄米が税込み4,000円を切るまでは、ウチでは米は買わないぞっ!

奈良新聞(2025.4.29 付)


奈良新聞(2025.5.6 付)

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