tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

ハラールラーメン by ならまち じんにいや

2016年03月18日 | グルメガイド
ならまち(奈良町)にユニークなお店が誕生した。その名は「ならまちじんにいや」(奈良市南城戸町33)。アラビア語で「ジン」は精霊、妖怪、魔人のこと(アラジンの魔法のランプから出てくるのがジン)。その女性形が「ジンニーヤ」である。メイン料理は「ハラールラーメン」。つまりイスラム教徒(ムスリム)でも食べられる(イスラム法で許された)ラーメンだ。3月3日(木)に開かれた試食会にお招きいただいたので、同僚とお邪魔した。お店のHPによると、





ならまちじんにいや の こだわり
シルクロードの終着点とも言われる奈良。様々な国の方が訪れるこの奈良町。どの国の方でも食べていただけるメニューを提供しようと考えました。そこで「ハラル認証」を受けムスリムの方であっても食事ができるように食材を厳選。スパイスの香り漂う店内で奈良町の穏やかに流れる時をお楽しみ下さい。






ハラールラーメン
鳥ガラスープとトマトスープを合わせたスープに4種類以上のスパイスを「じんにいや」オリジナルでミックス。麺は全くアルコールを含まないハラール麺。麺の上には様々な具材をのせてあります。是非、具材はスープと麺と混ぜ合わせてお食べ下さい。「パパド」と呼ばれる丸いおせんべいのようなものは、数種の豆をすりつぶして作ったものです。細かく砕いて麺と一緒に味わってもよし、具材を乗せて食べていただいても美味しいです。


食後のひと時をチャイでお楽しみください
建物は90年以上前に建てられた長屋をリフォーム。庭に見える井戸は八軒の長屋に住まう家族が、皆で使う共同井戸でした。今もきれいな水が湧いております。小さなテーブルとイスは、全て樹齢100年以上の奈良吉野杉で造りました。杉材は柔らかく軽いので、通常は家具には向かないと思われておりますが、軽くて柔らかいからこその温かみを感じることができます。お箸は、もちろん奈良県産の杉の割り箸。以前のマイ箸ブームにより悪者のような思われた方もおられるのでは?吉野杉の割り箸はエコロジーで環境保護に役立ちます。






「ならまち じんにいや」の場所は、ちょっとわかりにくい。近鉄奈良駅から東向商店街、もちいどのセンター街、下御門商店街を突っ切ってまだ直進する。坂を下り「奈良市音声館(おんじょうかん)」(奈良市鳴川町32-1)の角を西に折れてスグ(近鉄奈良駅から歩いて20分ほど)。



昨年、春日大社にお参りした帰りの路線バスの中で、母親と中学生くらいの女の子2人(1人は娘さん、1人はその友達の感じ)が全く聞いたことのない言葉で会話をしていた。ブロークンな英語で「どこから来られましたか?」と聞くと「インドネシア」、ということはムスリムだろう。奈良市内でもハラールの料理店が出来つつあるが、ラーメン店は初めてだ。気軽にハラール食が食べられるお店は、とても貴重な存在である。

じんにいやさん、ぜひ頑張って多くのお客さんを引きつけてください!

コメント
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