いよいよ来年は「天誅組(てんちゅうぐみ)蹶起(けっき)150年」です。これに先立ち6月2日(土)、古社寺を歩こう会「第10回記念特別ツアー」として、五條市の天誅組ゆかりの史跡を訪ねます。ところで「天誅組」とは何か、ご存じでしょうか。世界大百科事典(平凡社)によりますと
1863 年 (文久 3) 8 月に大和で挙兵した尊攘激派グループ。この年中央政局を動かした尊攘派のうち, 真木和泉らのたてた攘夷親征計画により, 8 月 13 日に孝明天皇の大和行幸の詔が出された。これを機に大和の天領占拠をめざして,土佐の吉村寅太郎,備前の藤本鉄石,三河の松本奎堂(けいどう) らを中心とし,公縁中山忠光を擁して結成されたのが天誅組である。
8 月 14 日に京都を出て,大坂と河内を経て大和に入り, 17 日に五条代官所を襲撃して代官鈴木源内を殺害し,代官所支配地の朝廷直領化,本年の年貢半減などを布告した。はじめ土佐,筑後久留米,鳥取などの脱藩士が多かったが,河内の庄屋層が加わり,京都政変 (8 月 18 日) が伝えられると, 十津川郷士の大量動員をはかった。 26 日めざす高取城攻撃に失敗すると十津川郷士の離反が相つぎ,さらに諸藩兵の追討を受けて敗走をつづけ, 9 月 24 日大和吉野郡鷲家口の激戦で多数の犠牲者を出して壊滅した。
この挙兵は、天誅組の変、大和義挙、大和の乱などと呼ばれています。五條市内には五條代官所跡、本陣跡をはじめ、ゆかりの史跡がたくさん残っています。あわせて五條新町(重伝建)の町並みを見学します。旅程はざっと以下のとおりです。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

○スケジュール(案)
6月2日(土) 雨天決行・荒天中止
10:30 JR五条駅前集合 開会式のあと、10:45出発
井上院(いじょういん)・乾十郎墓所、乾十郎顕彰碑、桜井寺・天誅組本陣跡、乾十郎宅跡、常楽院・井澤宣庵墓所、五條市役所・旧五條代官所跡、極楽寺霊園・五條代官鈴木源内ほか役人(5人)の墓所など
11:40頃 五條市立体育館着(昼食とお話)
田中修司氏(「維新の魁[さきがけ]・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会会長)のご挨拶
北谷美和さん・舟久保藍さんによるご講話(天誅組について)
13:10頃 井澤宣庵宅跡、五條代官所長屋門・史跡公園、まちなみ伝承館、まちや館、中家住宅(県指定文化財)、森田節斎宅跡、栗山家住宅(重文)、赤根屋半七宅跡、おおかわ船着場、松倉公園、五新鉄道高架橋、西方寺
15:10頃 山田旅館(筏宿[いかだやど]で、市内最古の旅館)館内見学
15:45頃 解散
直帰の方は、徒歩でJR大和二見駅へ向かう(約15分)。
懇親会(打ち上げ)参加の方は、そのまま山田旅館で懇親会(2時間程度)。終了後、徒歩でJR大和二見駅へ。
○歩く距離は、約3kmです(舗装道路)。
○上記3名様のほか、五條市観光ボランティアガイドの会、天誅組大和義挙150年記念事業実行委員会準備委員会、「維新の魁・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会などに特別協力していただきます。
○昼食には、柿の葉すし本舗たなかの寿司弁当を用意しています。
○ツアー参加者全員に、舟久保藍さんの著書『維新の魁 天誅組』(頒価1,000円=トップ画像)を進呈します。この本は、天誅組のすべてが分かるガイドブックで、A4版44ページ・フルカラーの力作です(「維新の魁・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会 08年10月発行)。
○参加費 @2,500円(当日集金。昼食代、書籍代、ガイド料、保険料などすべて込み。JR五條駅までの交通費は各自負担)
○懇親会参加費(別途・希望者のみ)男性@3,000円、女性@2,000円(当日集金)
お申し込みは、
1.ご住所
2.お名前
3.携帯電話番号(またはご自宅の電話番号)
4.懇親会(打ち上げ)参加の有無
を明記の上、以下の専用アドレスあてメールをお送りください(グループでご参加の場合、ご住所と電話番号は代表者のみで結構ですが、お名前は全員の氏名をお知らせください。また打ち上げ参加の有無も、全員分をお知らせ願います)。携帯ではなく、パソコンからお送りください。着信があり次第(約1週間以内に)、私から返信いたします。
gojo@goo.jp
お申し込みの締切は、5月18日(金)といたします。
直前(5月25日以降)のキャンセルは、お1人1,000円を申し受けます。
※「ナント・なら応援団」のメンバーには後日、申込書を郵送しますので、メールは送らないでください(重複カウントの恐れあり)。
※「奈良まほろばソムリエ友の会」の既存メンバー(昨年に入会され、メルアドをお持ちの方)には、別途アドレスからメールをお送りしますので、そちらのアドレスに「返信」でお申し込みください。
山田旅館は、吉野から和歌山へ、吉野川の舟運を利用して木材を運んだ筏師が泊まった「筏宿」です。今回は特別のご配慮により、見学させていただけることになりました。田中修司氏は柿の葉すし本舗たなかの創業者で五條市名誉市民、現在、朝日新聞奈良版に「人生あおによし」を連載中です。
ガイドつきウォーキングとお2人の講話、ガイドブック、名物弁当がついた「第10回記念」特別ツアーです。たくさんの方のご応募をお待ちいたします。
1863 年 (文久 3) 8 月に大和で挙兵した尊攘激派グループ。この年中央政局を動かした尊攘派のうち, 真木和泉らのたてた攘夷親征計画により, 8 月 13 日に孝明天皇の大和行幸の詔が出された。これを機に大和の天領占拠をめざして,土佐の吉村寅太郎,備前の藤本鉄石,三河の松本奎堂(けいどう) らを中心とし,公縁中山忠光を擁して結成されたのが天誅組である。
8 月 14 日に京都を出て,大坂と河内を経て大和に入り, 17 日に五条代官所を襲撃して代官鈴木源内を殺害し,代官所支配地の朝廷直領化,本年の年貢半減などを布告した。はじめ土佐,筑後久留米,鳥取などの脱藩士が多かったが,河内の庄屋層が加わり,京都政変 (8 月 18 日) が伝えられると, 十津川郷士の大量動員をはかった。 26 日めざす高取城攻撃に失敗すると十津川郷士の離反が相つぎ,さらに諸藩兵の追討を受けて敗走をつづけ, 9 月 24 日大和吉野郡鷲家口の激戦で多数の犠牲者を出して壊滅した。
この挙兵は、天誅組の変、大和義挙、大和の乱などと呼ばれています。五條市内には五條代官所跡、本陣跡をはじめ、ゆかりの史跡がたくさん残っています。あわせて五條新町(重伝建)の町並みを見学します。旅程はざっと以下のとおりです。たくさんの方のご参加をお待ちしています。

画像は五條市のホームページより拝借
○スケジュール(案)
6月2日(土) 雨天決行・荒天中止
10:30 JR五条駅前集合 開会式のあと、10:45出発
井上院(いじょういん)・乾十郎墓所、乾十郎顕彰碑、桜井寺・天誅組本陣跡、乾十郎宅跡、常楽院・井澤宣庵墓所、五條市役所・旧五條代官所跡、極楽寺霊園・五條代官鈴木源内ほか役人(5人)の墓所など
11:40頃 五條市立体育館着(昼食とお話)
田中修司氏(「維新の魁[さきがけ]・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会会長)のご挨拶
北谷美和さん・舟久保藍さんによるご講話(天誅組について)
13:10頃 井澤宣庵宅跡、五條代官所長屋門・史跡公園、まちなみ伝承館、まちや館、中家住宅(県指定文化財)、森田節斎宅跡、栗山家住宅(重文)、赤根屋半七宅跡、おおかわ船着場、松倉公園、五新鉄道高架橋、西方寺
15:10頃 山田旅館(筏宿[いかだやど]で、市内最古の旅館)館内見学
15:45頃 解散
直帰の方は、徒歩でJR大和二見駅へ向かう(約15分)。
懇親会(打ち上げ)参加の方は、そのまま山田旅館で懇親会(2時間程度)。終了後、徒歩でJR大和二見駅へ。
![]() | 天誅組 (講談社文芸文庫) |
大岡昇平 | |
講談社 |
○歩く距離は、約3kmです(舗装道路)。
○上記3名様のほか、五條市観光ボランティアガイドの会、天誅組大和義挙150年記念事業実行委員会準備委員会、「維新の魁・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会などに特別協力していただきます。
○昼食には、柿の葉すし本舗たなかの寿司弁当を用意しています。
○ツアー参加者全員に、舟久保藍さんの著書『維新の魁 天誅組』(頒価1,000円=トップ画像)を進呈します。この本は、天誅組のすべてが分かるガイドブックで、A4版44ページ・フルカラーの力作です(「維新の魁・天誅組」保存伝承・顕彰推進協議会 08年10月発行)。
○参加費 @2,500円(当日集金。昼食代、書籍代、ガイド料、保険料などすべて込み。JR五條駅までの交通費は各自負担)
○懇親会参加費(別途・希望者のみ)男性@3,000円、女性@2,000円(当日集金)
お申し込みは、
1.ご住所
2.お名前
3.携帯電話番号(またはご自宅の電話番号)
4.懇親会(打ち上げ)参加の有無
を明記の上、以下の専用アドレスあてメールをお送りください(グループでご参加の場合、ご住所と電話番号は代表者のみで結構ですが、お名前は全員の氏名をお知らせください。また打ち上げ参加の有無も、全員分をお知らせ願います)。携帯ではなく、パソコンからお送りください。着信があり次第(約1週間以内に)、私から返信いたします。
gojo@goo.jp
お申し込みの締切は、5月18日(金)といたします。
直前(5月25日以降)のキャンセルは、お1人1,000円を申し受けます。
※「ナント・なら応援団」のメンバーには後日、申込書を郵送しますので、メールは送らないでください(重複カウントの恐れあり)。
※「奈良まほろばソムリエ友の会」の既存メンバー(昨年に入会され、メルアドをお持ちの方)には、別途アドレスからメールをお送りしますので、そちらのアドレスに「返信」でお申し込みください。
山田旅館は、吉野から和歌山へ、吉野川の舟運を利用して木材を運んだ筏師が泊まった「筏宿」です。今回は特別のご配慮により、見学させていただけることになりました。田中修司氏は柿の葉すし本舗たなかの創業者で五條市名誉市民、現在、朝日新聞奈良版に「人生あおによし」を連載中です。
ガイドつきウォーキングとお2人の講話、ガイドブック、名物弁当がついた「第10回記念」特別ツアーです。たくさんの方のご応募をお待ちいたします。