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tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

万博も開幕し、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

花發多風雨 または 4月の嵐(2012Topic)

2012年04月05日 | お知らせ
一昨日(4/3)の「爆弾低気圧」には驚いた。メイストリーム(5月の嵐)は聞いたことがあるが、4月の嵐は初体験である。思い出すのは井伏鱒二の「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」。原詩は唐代の于武陵(う・ぶりょう)の「花發多風雨 人生足別離(花ひらけば風雨多く 人生は別離に足る)」 である。私などは、これに柏原芳恵の「春なのにお別れですか 春なのに涙がこぼれます~♪」というフレーズが重なって感慨深いものがある。しかし、今年は桜の開花が遅かったのが幸いした。4月の嵐で満開の桜が散るという最悪の事態は避けられたのである。



昨日、氷室神社(奈良市春日野町)を通りかかると、「奈良の一番桜」と呼ばれる枝垂れ桜が5分咲きで、たくさんの人が写真を撮っていた。今朝(4/5)の奈良新聞「氷室神社・シダレザクラ 治療終え見頃」によると《氷室神社のシダレザクラが見頃を迎えた。樹齢100年になるこのサクラ。樹勢が衰えていたため、さまざまな方法で復活を試みてきた。今年、通気性を良くして根を張りやすくするため、樹木医により石垣などを手入れ。3月上旬までに治療を終えた。寒さの影響で、例年より2週間ほど遅く1日ごろに開花。やっと5分咲きになった。大宮宮司は「今年は花が期待できないと思っていた。寒さで開花が遅れ、樹勢回復には良かったかも」。今週末までは楽しめそうだ》。

奈良市民としては、やはり氷室神社の枝垂れ桜が咲かないと、春が来た実感がわかないのである。この分だと、この土日も余裕で花が楽しめそうだ。ぜひ、氷室神社へ足をお運びいただきたい。
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