藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

国会議員の質の低下は誰の責任か?

2012-08-19 16:17:17 | 社会・経済

Photo 突然の夕立である。此れで少しは涼しくなるだろうか。西の空は晴れ渡っている。

昨夜 NHK BS-1で、イタリア北部群発地震の際、政府が出した安全宣言に対し、業務上過失致死が問えるかどうかについての、取材ドキメントを放送していた。

考えてみると日本人は、大人しいと思える。原発が安全であるといい続けた学者や、政府関係者の責任は誰も追及されていない。水俣病、イタイイタイ病位で、そのほかの公害裁判で、国の責任を認めた判例はほとんど知らない。しかし、欧米諸国、特にアメリカにおいては、取締りの法律が作られなかった事が違法性があり、国の責任を明確に認め、賠償責任を認める事が多い。それで作られた「製造物責任法」等はその典型である。

今回の「原発事故」について、安全だといい続けてきた科学者の皆さんは、自分の良心に対しどの様な気持ちなのであろうか。嘗て、「カネミ油症事件」が発生したが、未だに保障されていない。保障すると会社が倒産するからだそうである。

そうした時の為の法律が存在しない。立法権は国会にある。国会議員の意識の無さが根底にあり、国民救済のための法律が存在しない。原発を再稼動するなら、事故時における補償までも盛り込んだ特別法が必要である。その保障範囲を国が管理すると、巨額な管理費が電力会社に必要となり、原発が割高な発電施設となれば電力会社が原発から撤退する。今まで使用済み燃料の保管や、処分に関する法律が余りにも電力会社の言いなりの方法で処理されてきた結果が今回の福島の事故なのだ。アスベスト然り。PCB然り。劣化ウラン然り。何らかの事故で、自然界に放出されるとどうなるのか、国会議員の皆さん良く考えてください。立法権は国会議員のみに与えられた権能なのです。

一票の格差も、我田引水の考えを改め、百年の体系を打ち立ててほしいものです。次期国会議員は、自らの権能を自覚し、弱者救済の考えに立った政治を行えば自ずと、景気回復に通ずると思いますが皆さんはどうお思いですか。

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原発をエンジンとする日本丸がいかに危険な状態か... (北国)
2012-08-21 09:32:52
原発をエンジンとする日本丸がいかに危険な状態か。政治家だけでなくわれわれも含め経済界、教育界、マスコミがいかにこれからの進路を変えていくことが出来るのか出来ないのか。一部の利権、金の力に惑わされることのないようにしたいものです。
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