藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

深山 霞の「霞的心」   「紺屋の白袴」

2013-06-21 01:15:01 | 社会・経済

002 向かいの「虹山団地である。 中国地方始めての公団が開発した団地だ。800世帯に対し、当時十倍の応募があった。60坪の土地に25坪の平屋がついて、350万円で売り出された。昭和43年のことである。 私も応募したが、残念ながら当選できなかった。 姉夫婦は当選し、以来ここに棲みつずけている。夜になると、街灯以外明かりがめっきり寂しくなった.

そのことはさておいて、大阪市長「橋下 徹」市長を見ていると、「紺屋の白袴」という格言を思い出した。 彼は弁護士であり、法律の専門家である。戦争犯罪者に時効が存在しないのは常識である。 ただそこに存在する事実は、証明することが非常にむつかしいケースが多い。 婦女子の誘拐を誰が行ったかなど、誰にも証明できない。また当時の警察は、届けを出しても調査などしなかった。させてもらえなかった。 同じ服装をした軍人が多数押しかけ、婦女子を拉致するなどは、日本陸軍の常套手段であった。 また、そうした戦争犯罪行為を行った人間が、自ら名乗り出ることはない。 黙して語らず。 上級将校が終戦とともに自決したのは、大半が戦争犯罪者として裁かれるのを嫌がったからなのである。 武士は、負ければ全ての責任を被り自決する。 部下にそう教えてきた手前、自決せざるを得なっかったのである。 生き残った将校も、人望がないものはいつの間にか、死体となっていたそうである

歴史的文章にないからといって、戦争犯罪、中でも人道的犯罪の多くは日本陸軍が最もひどかったことは事実である。 民間人を盾に自らの退路を確保しようとした部隊など書けば限りがない。 戦争犯罪に時効がないことを橋下市長はよく噛み締めて「言葉」一つ一つ発すべきである。 「火野葦平」の「土と兵隊・麦と兵隊」を読むと、文章の向こうに、日本陸軍の犯罪的行為が透けて見えてくる。 当時は勝っていたから見過ごされたのであろう。 今一度、水木しげる氏の戦記ものの漫画でも見てみるのも一つの勉強方法である。

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