藤森照幸的「心」(アスベスト被害者石州街道わび住い)

アスベスト被害者の日々を記録。石綿健康管理手帳の取得協力の為のブログ。

チェリノブイリから26年

2012-11-27 17:39:42 | インポート

福島の再建は、果たして出来るのか。11月24日版の週刊現代の見開き特集に、「チェルノブイリからの伝言」を読むと背筋が寒くなってくる。

事故発生から26年の歳月が過ぎた現場では、毎日3500人の人間が働き、廃炉作業を行っているが、世界中の最先端の技術をもってしても、この爆発した「原発」の解体は不可能で、尚且つ「封じ込めコンクリート」の維持さえ儘ならず、この建屋の上から巨大シェルターを建設しなければならない状態になっているのだそうである。このシェルターに1000億円の巨費が必要で、ヨーロッパ諸国が負担し、日本も40億円提供しているそうだ。では何故シェルターを作らなければ為らないかというと、100年後には放射能が半減期を向かえ、それまでには原発を解体する技術が開発されるであろうとの思惑があるからだそうである。

韓国は数年以内に、廃炉にしなければならない原発を数多く抱えており、この原発を利用して廃炉技術を確立するための国家指針を作り、官民上げて取り組むそうである。その技術が開発できれば、国際社会の中で韓国の独壇場部分が作り出せるからだそうだ。

この記事から知れてくるのは、福島原発事故は、収束したのではなく、幕の向こうに隠したに過ぎない。放射能の除染など絵空事だそうである。福島の山々は、今後1000年に及ぶ間、きのこの採取や、牛の放牧など一切不可能なのだ。

政権交代した政党が、この現実と真実を国民に、どの様に伝えてくるのか。今後の対応、廃炉に向けての方法、その技術的課題の説明を果たしてくれるのか疑問である。ましてやこの3年間に新たに始動した原発は1基も無く、全て自民党政権下で計画され、作られた物である。安部自民党党首、野田民主党党首を始め、各政党の党首にその責任をどの様に感じておられますかと、直接お聞きしてみたい。

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1 コメント

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お体の具合大丈夫でしょうか。 (北国)
2012-11-27 19:20:50
お体の具合大丈夫でしょうか。
原爆、核、原発、放射能・・分からないことばかりですがそれだけに底知れない恐怖を感じてしまいます。どうしてこんなものを推し進めてきたのか。危険と思わなかったのか。今からでも人類にとって危険だと分かったのなら中止出来ないものなのか。
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